ハイエースワゴンの乗り心地が知りたい。バンとの違いやオーナー評価も解説【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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トヨタ ハイエースワゴンは大型のワンボックスカーで、アウトドアなど多彩なシーンでの活躍を期待できる車です。アウトドアなどが好きな方であれば、ハイエースワゴンを検討したことがある方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ハイエースワゴンの特徴や乗り心地をご紹介します。バンとの違い、オーナー評価、中古車相場などもあわせてご紹介しますので、参考にしてください。
目次
ハイエースワゴンは、トヨタが販売するワンボックスカーです。広々とした居住空間が特徴で、大人数を乗せたい方や多くの荷物を乗せたいといった方から人気があります。
大人数が乗れるとしても、その乗り心地はどのようなものでしょうか。ここでは、ハイエースワゴンの特徴や乗り心地をご紹介します。
ハイエースワゴン最大の特徴は、普通免許で運転が可能な10人乗りの車両であることです。
ハイエースには、ワゴン以外に「バン」と「コミューター」があります。同じハイエースであってもそれぞれ乗車人数が異なり、バンは5人~9人、コミューターは14人です。
10人を超えるコミューターは普通免許では運転できず、バンではワゴンほどの人数を乗せられません。この「普通免許で乗せられる最大の10人乗り」という点は、ハイエースワゴンの大きな魅力です。
広い車内には通路が設けられ、座席スペースもゆったりしています。車体サイズはキャブオーバーの乗用車仕様で、トヨタのカテゴリーは「ミニバン」です。
ハイエースワゴンの内装はシンプルながらも、カスタマイズが可能です。同社のアルファードと比較すると、純正シートやインテリアの選択肢は少なく、質感も下がります。
ハイエースワゴンのシート素材は、DXがジャージ素材でGLとグランドキャビンはトリコット素材です。加飾項目はGLとグランドキャビンのみインパネアッパー部にシルバーメタリック加飾ができます。

ハイエースワゴンの乗り心地を確認するには、ハイエースバンと比較をしてみましょう。ハイエースバンワゴンとハイエースバンの足回りや特徴に焦点を当てて解説しますので、参考にしてください。
ハイエースワゴンもハイエースバンも、どちらも普通免許で運転可能です。しかし、ナンバーとそれに伴う分類や車検期間が異なります。ワゴンとバンそれぞれのナンバーや分類などは以下のとおりです。
【ハイエースワゴン】
【ハイエースバン】
バンとワゴンでは、室内の使い方も違います。ハイエースバンは座席後方が広い荷室となっている構造です。ハイエースワゴンは、バンの荷室部分が乗員スペースとしても使えるようにシートが備わっています。
ハイエースワゴンとハイエースバンは、どちらも快適な乗り心地が得られる設計です。
フロントに採用されたダブルウィッシュボーン式のサスペンションと、リヤに採用された車軸式半楕円板ばね式のサスペンションの組み合わせは、優れた操縦安定性と快適な乗り心地を両立させています。
しかし、ハイエースワゴンの乗り心地はハイエースバンよりも快適です。同じサスペンション方式を採用していても、貨物用に設計されているハイエースバンは足回りが硬めに設計されています。ハイエースワゴンはバンと比べて足回りが柔らかく、突き上げ感を感じにくい設計です。街乗りでの乗り心地を重視するのであれば、ハイエースワゴンに軍配が上がります。

ハイエースワゴンは横揺れしやすいといわれていますが、はたしてこれは本当なのでしょうか。大人数を乗せる場合、同乗者の乗り心地も非常に重要なポイントです。
ここでは、ハイエースワゴンの横揺れに関する情報をご紹介します。横揺れの原因や改善策についても解説しますので、参考にしてください。
ハイエースの横揺れの原因は、車高の高さです。ハイエースは他のミニバンと比較すると車高が高いため横揺れが起こりやすくなります。
例えば、同社のアルファードと比較した場合、アルファードは車高が最高で1,950mm、ハイエースワゴンの車高は最高で2,285mmです。ハイエースワゴンのほうが335mmも高さがあります。
そのためハイエースワゴンは横揺れしやすい傾向です。ハイエースワゴンの横揺れは、不得意な山道のワインディングや凹凸道の突き上げが起こりやすい道で発生しやすくなります。
ハイエースの横揺れが気になる場合は、解決策としてパーツの交換・追加が有効です。
横揺れを改善するには、リアスタビライザーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。また、突き上げが気になるようであれば、リーフスプリング・ショックアブソーバーの交換なども有効です。
しかし、定められた範囲の中でカスタムを行わなければならず、部品によっては「構造等変更検査」を受けて保安基準に適合する必要があります。正しい知識を持たずにカスタムを行うと、違法改造とみなされてしまう可能性があるため注意しましょう。
カスタムについて少しでも不安がある方は、施工経験が豊富な専門ショップに依頼するのがおすすめです。

ハイエースワゴンの乗り心地を確認するには、オーナーレビューもチェックしましょう。実際に使っている感想を参考にできれば、自分の目的や使用環境に適した車を選べます。ここでは、評価が高いレビューと低いレビューをご紹介しますので参考にしてください。
carview!に寄せられた評価が高いレビューには『車中泊を楽しむために購入したので満足してます。ワイドミドルのボディが丁度良いです』といった総評がありました。評価は星5つ中5つの点数です。
デザインには『形に無駄がないと思います』という内容で星4つ、走行性能は『違和感はない。普通のハイエースの乗り心地を知らないので、比較しようがないが』という内容で星5つ、乗り心地は『多少ふわふわ感あり。横風はやばい』という内容で星4つが付けられていました。
総評が高いレビューの中でも、全て納得の性能という訳ではなく、デザインなど一部物足りなさを感じている方もいるようです。
carview!に寄せられた評価の低いレビューには『使い勝手はさすがハイエース』といった総評がありました。評価は星5つ中、3つの点数です。
デザインには、『デザインは商業車なので、そこまで気にしてません』という内容で星2つ、走行性能は『走らなくはないですよ。普通です』という内容で星2つ、乗り心地は『路面のダイレクト感は結構慣れたけど、ロードノイズはまだ未対策でやっぱり気になります』という内容で星3つが付けられていました。
デザイン・走行性能・乗り心地で一部不満を感じている傾向です。レビューからもわかるとおり、走行性能においては不満を抱えながらも仕方ないと感じることもありました。

ハイエースワゴンは乗り心地の良さを求めるだけでなく、運転にも意識を向ける必要があります。キャブオーバータイプの車両は車両感覚も変わるため、運転のコツをつかみましょう。
コツといっても、そこまで難しいものではありません。これまでの運転にプラスアルファをして、さらに快適な乗り心地や走行性を目指しましょう。
カーブ時には大きく曲がるようにし、前後タイヤの内輪差を意識しましょう。ハイエースワゴンはトラックと同様に前後車輪の幅が広いため、縁石への乗揚げや歩行者との接触に注意が必要です。
内輪差を意識して曲がることで、これらの危険を未然に防げます。まずは、カーブを大きく曲がることからはじめ、徐々に内輪差の意識を高めていきましょう。
スピードや車間距離を確認することで、さらに乗り心地を向上させられます。
ハイエースワゴンは座席が他車の位置よりも高いポジションにあり、目線の位置も高くなる設計です。そのため、スピードが出ているにもかかわらず、体感速度を感じるのが遅くなります。
気づかぬうちにスピードが出ている可能性もあるため、速度間隔をつかめるようになるまでスピードを確認しながら運転しましょう。
また、車間距離にも注意が必要です。ハイエースワゴンは、ボンネットがないため前方車両との距離がつかみにくく、前に詰め過ぎて接触してしまう危険があります。
車間距離がつかめるようになるまでは多めに車間距離を取るようにし、前方に注意して運転しましょう。
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