激アツ!ハイブリッド戦線。2010年の展望は?
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今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した12月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車、軽乗用車を含め、国内で販売された乗用車全体では32万1514台で、前年同月比127.3%と5カ月連続で前年を上回った。ただ2009年の年間合計では392万3740台で、前年比92.8%にとどまり、5年連続の前年割れとなった。商用車を含めたクルマ販売全体でも9月以降は前年同月比がプラスに転じたものの、460万9181台と31年ぶりに500万台を割り込み、ほぼ1978年レベルまで落ち込んだ。
輸入車と軽乗用車を除く3/5ナンバーの国産乗用車は21万989台で、前年同月比は149.9%(日産デュアリス輸入分含む)。これで6カ月連続のプラスとなったが、年間合計では247万2523台、前年比95.1%。13カ月連続で前年割れの軽乗用車が128万3428台、前年比89.9%と落ち込んだ分をカバーするほどには伸びなかった。月間ランキングは7カ月連続で「トヨタ プリウス」、「ホンダ フィット」が1、2位で、3位は前月5位から「ホンダ インサイト」がランクアップしたが、ベスト10の顔ぶれには変動はなかった。
全乗用車の年間ランキングでは、「トヨタ プリウス」が20万8876台、前年比285.7%の大ヒットで初のトップ。2008年まで5年連続トップだった2位「スズキ ワゴンR」に7348台の差をつけ、初めてハイブリッドカーが年間販売台数トップの座を手に入れた。以下、3位「ホンダ フィット」15万7324台、4位「ダイハツ タント」14万5432台、5位「ダイハツ ムーヴ(コンテ、ラテ除く)」11万9396台と続き、ホンダのハイブリッドカー「インサイト」も9万3283台で8位にランクインし、あらためて2009年がハイブリッドカーブームだったことを印象づけた。
また輸入車は乗用車全体では1万9328台で、前年同月比107.1%、海外メーカー製のみでも1万8590台で、107.5%と2カ月連続で前年を上回った。海外メーカーブランド別乗用車ランキングは、BMWが4220台で2008年6月以来のトップとなり、前年同月比も2カ月連続のプラス。年間ランキングではVW(フォルクスワーゲン)が前年比83.3%ながら、3万7925台で10年連続輸入車ブランドNo.1を獲得。車名別年間ランキングでも「VW ゴルフシリーズ」が2万1413台で7年連続トップとなった。
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