「車は急に止まれない」が大型トラックは“もっと急には止まれない”ーーそのワケはブレーキにあり!
掲載 carview! 文:西村直人(NAC) 62
掲載 carview! 文:西村直人(NAC) 62
例外もある。国内メーカーではUDトラックスが製造する大型トラック/トラクターの「クオン」には総輪にディスク式を採用する。ただし乗用車のディスク式が油圧を用いるのに対して、クオンではエア式であることが相違点だ。
これら強力なブレーキシステムに加えて、トラックやバスには補助ブレーキが備わる。これには種類が複数あり、いわゆる排気ガスを活用する前述した「エキゾーストブレーキ」、永久磁石の抵抗を活用した「電磁式リターダ」、液体(水)の抵抗を利用して減速度を生み出す「流体式リターダ」などがある。
また、シフトダウンさせて減速度を生み出す「エンジンブレーキ」と、上記の補助ブレーキを連動させるのが昨今のトレンドで、これにより安定した制動力が期待できる。
ともかく、止まることにかけて第一級の性能を持つ大型車だが、その能力を日常から使い切ることはない。 なぜか。それは二次被害を避けるためだ。
自重以上の積荷を積載した大型トラックで80km/hからフルブレーキをかけると、ほぼ間違いなく荷崩れを起こす。荷崩れとは荷台に積んだ荷物が強い制動力で前のめりになり崩れてしまうことで、ドライバーのペナルティ対象となり、損害に対する補償義務が生じることもある。また、重量物の運搬ではキャブが押しつぶされ悲惨な事故に直結することもある。
精密機器の運搬も細心の注意が必要だ。しっかり固定され積載されていても、強い制動力が加わることで内部の精密機器が損傷を受けることがあるからだ。そうなると、莫大な補償額になる。保険に入っていればある程度は担保されるが、責任はドライバーだけでなく請け負った事業者にまで及び信頼関係をも脅かす。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
[BEV]計画着々と進行中!? トヨタが福岡県に[BEV]電池工場を新設
アストンマーティン・ヴァルキリーのデビュー戦とふたりのドライバーが決定。IMSAはデイトナを欠場へ
モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記
「エニカ(Anyca)」サービス終了…カーシェアはどこへ向かうのか?
オジエが豊田スタジアムステージの苦手意識を明かす「僕たちはいつも遅い」/ラリージャパン デイ1コメント
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
800万円は高いか安いか!? レトロ風で最新の安全装備充実!ミツオカ創業55周年記念車「M55」発表
【3分でわかるモデル解説】なんとなくMINIがほしいけど、どれを買えばいいか迷ってしまう初心者へ
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!