「車は急に止まれない」が大型トラックは“もっと急には止まれない”ーーそのワケはブレーキにあり!
掲載 carview! 文:西村直人(NAC) 62
掲載 carview! 文:西村直人(NAC) 62
混合交通となる道路でこうした二次被害を避けるにはどうすべきか。もっとも効果的なのは、大型車の前への割り込みには、乗用車の割り込みの2倍程度の余裕をもって行いつつ、道路交通法に定められたウインカー操作(進路変更する3秒前の操作)を改めて徹底いただきたい。
大型トラックのドライバーからすれば、つねに一定以上の車間距離を保った運転の継続と、他車の動きを早期に把握することの両立が事故を遠ざける最大の防衛運転につながるからだ。
大型観光バスもしかり。2008年6月1日に施行された改正道路交通法により、乗用車だけでなくバスやタクシーに乗客として利用する際も、シートベルトの着用が一般道路/高速道路ともに義務化されている。にもかかわらず、残念ながら乗り合いバス(例/空港シャトルバスなど)での装着率は低いままだ。
その大型バスが不可抗力によって急ブレーキを余儀なくされると車内ではなにが発生するか。シートベルトを装着していないと確実に前席に頭を強く打ち付ける。これを「車内事故」と呼び、一義的な責任は大型バスを運転するドライバーに課せられる。
今では乗用車と同じ全席3点式シートベルトを備える大型バスも多いが、不測の事態に備えて乗車時は距離にかかわらず、また一般道路や高速道路の分け隔てなく着用を徹底したい。
路線バスはどうか。立ち席(立って乗車すること)がある路線バス(乗車定員11人以上)ではシートベルトの義務化は適応外だ。しかし、こちらも急ブレーキを使用せざるを得ない状況に陥ることがある。
よって車内では、「手すりや、つり革にお掴まりください!」とのアナウンスが流れている。急ブレーキによる転倒で乗客が怪我を負わないためだ。乗客側の対応策として、ラッシュ時の混み合った状態では難しいかもしれないが、平時は両足で踏ん張りがきく姿勢をとり、手すりなどで身体を固定し、つり革に掴まることをおすすめしたい。
このように、大型車は大きく重い車体を確実に止めるため強いブレーキを備えている。しかし、それらの出番はゼロに等しいほど安全である。トラックでは積荷による二次被害を避けるため、バスでは車内事故を起さないためにも、強力なブレーキがあるのに急ブレーキが踏めない大型車への理解を一層深めていきたい。
写真:アフロ申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
KTM1390スーパーデュークGT発表!カテゴリーで最も過激なスポーツツアラーを標榜するGTが1390系エンジンでバージョンアップ
新型「メルセデスCLA」のプロトタイプに試乗!次世代のメルセデス製電気自動車の実力やいかに?
紀伊半島の「最南端」に大変化!? 無料の高速「串本太地道路」工事進行中! 関西エリアの交通を一変する「巨大ネットワーク計画」とは
ホンダ、栃木県とスポーツ振興協定を締結…ラグビーとソフトボールで地域活性化へ
軍用車マニアはたまらない!? 大戦中の1942年に製造された“フォード製ジープ”をオークションで発見 フォード「GPW」ってどんなクルマ?
ズボラ派にもバス&タクシーにもうってつけ! 洗車後の拭き取りをサボれる純水洗車にメリットしかなかった
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
カワサキ「Z2」エンジン お気楽過ぎる「丸塗り」では後々後悔 可能な限り緻密なマスキングを目指す!! ~日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承~Vol.23
[DSP大全]「位相」を合わせられれば、“一体感のあるサウンド”を獲得可能!
ノリス、ラスベガス初日は上位タイムも低グリップに手を焼く「市販車の方が速い気がする……」燃料多載での走行にはまだ課題も?
アドベンチャーツアラー「V-STROM 250SX」が色変更!新設定「ソノマレッドメタリック」の鮮やかな赤が眩しい!
初代日産リーフは「普通に乗れる」電気自動車だった【10年ひと昔の新車】
現行型が今も販売好調な「フォレスター」だが、日本のユーザーが選ぶべきは…やはり新型である理由
800万円は高いか安いか!? レトロ風で最新の安全装備充実!ミツオカ創業55周年記念車「M55」発表
【3分でわかるモデル解説】なんとなくMINIがほしいけど、どれを買えばいいか迷ってしまう初心者へ
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!