フレンチラグジュアリー､シトロエン DS5発表

■DSシリーズのフラッグシップ

6月19日（火）、シトロエンは独創＆革新的なデザインを重視した"DSシリーズ"のフラッグシップモデルとなる「DS5」を日本で発表した。全国のシトロエンディーラーネットワークで8月1日（水）に発売される。2012年末までの販売目標は300台。

■DSシリーズ初の専用設計＆開発

DS5は2005年のフランクフルトモーターショーに出展されたデザインスタディ「C-スポーツラウンジ」のコンセプトを受け継ぐスタイリッシュなステーションワゴン。DSシリーズでは初めて、独自に設計開発されたモデルといい、欧州ではすでに昨年11月に発売され、すでに1万5000台を販売するなど数々のデザイン賞に輝いているという。

■Cd値0.29空力性能

クーペ・グランツーリズモ・ステーションワゴンを融合させた近未来的なフォルムには、ヘッドライトからフロントガラス側面に伸びるサーベルラインを筆頭にクロームエレメントが効果的に使われている。

また、フロントバンパー両脇のエアインテーク・一体成型のポリカーボネートで作られたリアサイドディフレクターとリアルーフスポイラーなどを装備し、Cd値は0.29。前面投影面積も0.69平方mでトップレベルの空力性能を達成している。

■航空機風操縦席と三分割のガラスルーフ

フラットボトムのスポーツステアリングや、巨大なルーフコンソールやセンターコンソールのスイッチ類に囲まれた航空機を思わせるインテリアも近未来的。

運転席・助手席・後席で3分割され、スイッチで独立して開閉が可能なコックピットルーフと呼ぶガラスルーフや、時計のベルトをモチーフにしたウォッチストラップよ呼ばれるレザーシート（オプション）なども凝っている。

日本専用装備としてサイド＆バックカメラも備え、ルームミラー内の2.3インチモニターにそれぞれ画像を映し出す。

■シトロエンお馴染みのパワートレーン

一方、エンジンはHVなどではなく、1.6リッター・ツインスクロールターボにアイシンAW製の6速トルコンATを組み合わせるコンベンショナルな構成。JC08モード燃費は11.3km/L（プレミアム指定）。