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中古車をローンで買いたい。ローンの特徴や家計への負担を減らすポイント【購入ガイド】

中古車が購入できるローンの種類

中古車の購入に際して利用できるローンは、「オートローン」「マイカーローン」「中古車販売店独自の自社ローン」「残価設定型ローン」の4種類に分類されます。

ローンの種類によって金利や利用条件といった特徴が異なりますので、種類ごとの傾向について解説します。

ディーラーなどのオートローン

比較的審査に通りやすい傾向が魅力のオートローンは、ディーラーや信販会社、クレジットカード会社や自動車メーカーが提供しているカーローンです。

ディーラーと提携しているローンの場合、店頭や自宅で申し込み手続きができるという円滑さと、該当する車種であれば優遇金利が受けられる可能性があるというメリットがあります。

一方、設定される金利の目安が3~10%と高めであり、返済期間が長期化すれば支払総額は高くなります。また、オートローンの返済が完了するまでは、車の所有名義がローン会社にあることも多く、気軽に売却したり名義変更を行ったりすることができないので気を付けましょう。

金融機関が用意するマイカーローン

審査が厳しく、申し込みの際は銀行で手続きを行う必要があるマイカーローンですが、メリットも多くあります。

まず、金融機関によって異なるものの、申し込みについては「Web完結型」などと呼ばれるマイカーローンがあり、必ずしも銀行に出向く必要はありません。また、マイカーローンは1%後半~4%程度の金利が設定されていることが多く、オートローンと比べると低金利です。

マイカーローンを利用して購入した中古車の名義は最初から購入者にあるという点も、魅力の一つと言えるでしょう。中古車の購入だけでなく、免許の取得などにも利用できる用途の広さもメリットの一つです。

中古車販売店の自社ローン

信販会社や金融機関が提供するローンの審査に落ちてしまった場合は、中古車販売店が独自に提供している自社ローンの利用を検討してみると良いでしょう。ローンの審査は販売店が独自に設定している基準をもとに行うため、信用情報に不安がある方でも審査に通る可能性があります。

また、中古車販売店には、売買にあたって金利を設定するために必要な「貸金業務取扱主任者」という国家資格を有したスタッフが在籍していないため、自社ローンを組む際は金利が設定されないというメリットもあるのです。

なお、保証人を立てる必要があったり、車の本体価格に手数料などが上乗せされたり、そもそも自社ローンを提供している販売店が少ないというデメリットも存在します。自社ローンの利用を検討する際には、このような長所と短所をしっかりと把握しておくと良いでしょう。

残価設定型のローン

最後に紹介するのは、残価設定型ローンです。残価設定型ローンは、車両本体の価格のうち一部を残価(残存価格:将来的に車を売却したときに付くであろう価格)として設定し、残りの本体価格を分割で支払っていくローンです。

このローンは、返済期間中は車の名義が自分にはないため、最終支払い後は車を手放すか、残価を支払って自分の所有名義の車とするかを選択します。また、毎月の返済額を少なく設定できる一方で、残価にも金利が設定されるため、最終的な支払額はその他のローンよりも高くなってしまう可能性があります。

毎月の負担を減らしつつ、数年後に車を買い替える予定の方には向いているローンと言えますが、返済が完了するまでは自分名義の車として扱えず、走行距離も制限されます。購入する車の用途により、利用を検討すると良いでしょう。

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