ベッカムも乗っていた!エスカレードを写真で
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
キャデラックSUVの頂点に君臨するのが、孤高のフルサイズSUV=エスカレード。全長5140mm×全幅2010mm×全高1910mmという他を圧倒するボディや6.2リッターのV8ボルテックエンジン、ラグジュアリーな内外装、そして929万2500円というプライスタグなど、その全てのスケールが大きいエスカレードは、まさにアメリカンドリームの象徴だった。ハリウッドスターをはじめとした有名人にも所有者は多く、LAギャラクシー(米のプロサッカーチーム)に所属していた時のデビッド・ベッカムの愛車としても知られる。
日本市場には、GMではなく三井物産オートモーティブを通じて正規輸入。このあたりはプラットフォームを共有するシボレー・タホと同じだ。ちなみに直接的なライバルには、フォードのリンカーン・ナビゲーター(全長5295mm×全幅2035mm×全高1995mm)の名が挙げられる。
エスカレード専用にチューンされた6.2リッターV8は、オールアルミ製で可変バルブタイミング機構も採用。409ps/57.6kg-mの突出したパワーは、アクセルペダルを浅く踏み込んだだけでその片鱗を感じられる。それもそのはずで、最大トルクの90%は2400rpmという低回転域から発生するのだ。組み合わされる6速ATは、ステアリング脇から生えるコラムシフトタイプ。
高級家具を思わせるインテリアは、装備も充実。全席が本革仕様のシートは、1・2列目にヒート&クール機能。2列目は電動の折りたたみ機構を備え、3列目へのアクセスを容易にしている。そのほか電動リアゲートやサンルーフ、BOSE社製サウンドシステムなども備わる。
エスカレードには、ハイブリッド仕様もラインナップ(北米&中国向け)。搭載するGM・BMW・ダイムラークライスラー(当時)の3社で共同開発した2モードハイブリッドシステムは、6.0リッターV8に低速域用と高速域用の2種類のモーターを組み合わせたもの。気筒休止システムや回生ブレーキ、アイドルストップ機構などの効果で、米国EPA(環境保護局)燃費は、市街地モードで8.5km/リッターをマークするという。
破産法適用の可能性もあるほどの険しい道のりを歩んでいるGMだが、今後も引き続き有力な市場と見込まれている中国では好調をキープ(09年3月販売台数=前年同月比で約25%増の13万7004台)。先日行われたオート上海でも、合計37モデルを出展するなど気合い充分だった。2011年に市販化予定のシボレー・ボルトを筆頭とするハイブリッドモデルや開発が遅れていたコンパクトモデルの積極投入で起死回生なるか!? 期待しながら、今後の推移を見守っていきたい。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
トヨタが「新型モデル」世界初公開! クロスオーバー&SUV 2台同時に! 25年半ばまでに発売!? 「bZ3C」と「bZ3X」中国で登場
フォーミュラEの改良型マシン『GEN3 EVO』が初公開。4輪駆動化と超高速充電対応で2025年デビュー
フォルクスワーゲンが次世代大型電動SUV『ID.CODE』を発表
最近、スズキのデザインが尖ってきたワケ「キーワードはGSX-R DNAとプラットフォーム」
鉄道はあれど重い荷物にはバスのほうがラクだが……運休!? 空港行きの高速バスで2024年問題を痛感した!
全長5m超えのトヨタ「大型バン」登場! 斬新“観音ドア&縦4灯テール”採用!? 特許庁が「新ハイエース」公表、反響は?
これ全部ベスパ!? 1万5000台による大パレードが行われたベスパワールドデイズ2024
[カーオーディオ 逸品探究]実力ブランド「モレル」の最新ハイエンド機『イレイト カーボン』の魅力に迫る!
7代目フォルクスワーゲン パサートは中身の濃い変更が行われていた【10年ひと昔の新車】
決算期3月は乗用車全セグメントで前年実績割れ!SUVマーケットはどうなっている?(24年3月の軽自動車を含むSUV車販売登録ランキングTOP20)
ホンダが新型「5ドアスポーツクーペ」を世界初公開! 流麗デザイン×斬新ハンドル採用! 25年内に登場予定の新型「GT コンセプト」 北京で初披露
グーグルマップの“2台使い”が最適解!? GWの高速道路で大渋滞!「そのまま乗り続けるか次のICで降りるべきか」問題をどう乗り切る?
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う