マーケット概況、ディーゼル&PHEVが台頭!
掲載 更新 carview!
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昨年はハイブリッド車(HV)の「トヨタ プリウス(α含む)」が31万7675台、同じく「トヨタ アクア」が26万6567台と年間販売台数1、2位を占め、この2台を含めHVをラインナップするモデルがベスト10に4台ランクイン。残りの6台はすべて軽だが、リッター30km超の軽として先駆車となった「ダイハツ ミライース」が14万6033台と、年間ランキング8位相当の売れ行きになるなど、エコカーが大人気だ。
そんななか、HV、低燃費・軽に続くエコカー(環境対応車)として注目されているのが、クリーンディーゼルエンジン(CDE)車だ。その先駆けとなったのは「マツダ CX-5」で、昨年3万5438台が販売されたが、そのうち約8割がCDE車だった。CX-5は当初、月間販売目標1000台で、CDE車は5割ほどを見込んでいたが、実際はその5倍近くも売れたわけだ。さらに昨年11月にモデルチェンジした「マツダ アテンザ」も今年1月時点で月間販売目標1000台に対し、累計受注約8500台を達成。そのうち約75%がCDE車だという。このため、今オーダーしてもCX-5のCDE車は5月以降、アテンザのCDE車も4月下旬から5月以降の工場出荷予定と、納車に時間がかかる状況だ。
また輸入車ではメルセデス・ベンツとBMWがCDE車をラインアップしているが、昨年6月にモデルチェンジしたメルセデスの「Mクラス」では約4割がCDE車、BMWでは昨年12月単月のデータだが、「3シリーズセダン/ツーリング」のCDE車比率は約45%、「5シリーズセダン/ツーリング」が約30%、「X3」では約55%、「X5」は約65%と高率になっており、BMWブランド全体の約25%を占めるまでに成長している。
そして今年1月に発売された「三菱 アウトランダーPHEV」も5000台超の受注を集め、2月単月で売れた2487台のうち、2079台がPHEVだった。アウトランダーのようなプラグインハイブリッド車(PHV)やCDE車向け購入補助金も5月8日まで継続されることが決まっただけに、まだまだ伸びそうな勢いだ。
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