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次世代ロータリーの息吹 マツダRX-8が大幅改良!

次世代ロータリー技術を先取り

これまでもRX-8はことあるごとに進化を続けてきたが、今回はMCと呼ぶにはあまりに大幅な変更を受けた。デザイン面ではフロントフェンダーの変更をはじめ、見た目が大きく変わった。一方のインテリアも、ステアリングやシートを一新する大胆な変更を行った。しかし何より大きいのは「タイプRS」と呼ばれるトップグレードの追加だ。このタイプRSはMCで大幅な変更を受けた上に、さらに細やかな専用チューンがなされ、冒頭で記した印象を与えるほど素晴らしいものに仕上がっていたからである。早速タイプRSを語りたいが、その前に今回のMCで大きなメカニズムの変更を受けた部分を記そう。

まずはロータリーエンジン。昨年の東京モーターショーでマツダは次世代ロータリーエンジンのコンセプト「16X」を発表したが、そこで用いた技術を今回採用。これはエンジンオイルの供給システムの変更で、従来の機械式から新たに電磁式を採用した。また燃料もレギュラーガソリン対応となったことが地味だが大きなトピック。最高出力は235psと以前より15ps低下したがドライバビリティは格段に向上。同時に組み合わせるMTも従来のアイシン製からマツダ内製へとチェンジ。あわせてギア比の変更とファイナルギアを下げて加速性能も向上した。一方の6速ATは従来通りアイシン製だが、パドルに触れただけで変速が行えるダイレクトチェンジをようやく採用するに至った。

シャシーもMCと思えない変更がなされた。まずタワーバーでフロント回り、助手席インパネメンバー接合強化でステアリングマウント部の剛性感を向上。さらにドア開口部の接合強化によって車体の剛性をアップ。そして大きいのはリアのサスペンションの変更。具体的にはサスペンションの取り付け点を変更して、アライメントを見直すと同時に剛性を高めた。外乱からくる不要な入力をカットして安定性をあげ、必要な情報を伝えるようにしたのだ。併せてフロントはタワーバーの採用でねじり剛性をアップすると同時にスプリング・レートを高めている。その結果として、リアを落ち着かせつつフロントの剛性を上げ、フロントからリアにかかる荷重を上手く伝える。

同時に電動パワステもソフトウェアのパラメータを変更し、以前より優れた操舵感を手に入れた。これは主に中高速域でのチューニングを変更し、トルクのフィードバックを増した方向として接地感を高めた。ソフトウェアは欧州/日米で異なり、欧州のものはセンターフィールを重視、日米のものはクイック感を重視という味付けの違いがあるというが、今回試した限りでは電動パワステとしてのフィールの充実の方が以前より強く感じられ好印象だった。

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