新型が登場しても続投。「カローラ フィールダー」が存在する理由とは?
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 138
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新型カローラ ツーリングが登場したことで、フィールダーのほうは廃番にしても良かったのでしょう。しかし新型は全幅1745mmの3ナンバーサイズになったため、「扱いやすい5ナンバーサイズのフィールダーを(主に商用ユースとして)残してほしい」との声もあったようで、旧型となるフィールダーも継続販売となったのです
ただし販売の主力はもはや新型のカローラ ツーリングですから、フィールダーのほうはグレードがかなり整理され、現在新車として販売されているのは「EX」というグレードのガソリン版とハイブリッド版だけ。そのなかでもガソリンのEXは商用ユースを主眼とする装備になっていますので、乗用ユースとしてはハイブリッドの「ハイブリッド EX 2WD(228万1400円)」がほぼ唯一の選択肢となるでしょう。
「扱いやすい5ナンバーサイズのハイブリッド・ステーションワゴン」という意味でカローラ フィールダーのライバルとなるのは、ホンダ「シャトル」のハイブリッド版です。
2012年デビューの現行型カローラ フィールダーに対してシャトルは2015年デビューですので、走りも使い勝手も、全般的にシャトルのほうが上だと言って間違いではないと思います。
しかし7速DCTというタイプの変速機を採用しているシャトルのハイブリッド版に対し、カローラフィールダーは無段変速のCVTですので、「スムーズな変速感」という面ではフィールダーに分があるかもしれません。
また、背が高くてどこかミニバン的フォルムなシャトルに対し、カローラ フィールダーは純然たるステーションワゴンフォルムですので、カタチの面で「こっちのほうが好き」という人もいるかも。
いずれにせよいささか古い世代となったカローラ フィールダーですが、今や希少な5ナンバーサイズの扱いやすいステーションワゴンであることは間違いなく、モデルライフの超末期なだけに、超大型値引きも期待できるかもしれません。
そのため、手頃な予算感で狙える小ぶりなステーションワゴンをお探しの方であれば、今なお注目してみる価値はあります。
文:伊達軍曹
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