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自動車の開発はもはや社会悪なのか? 未来の自動車を考える鍵が見えてきた

三菱燃費問題では“4つの不可解”に注目

三菱自動車の燃費問題はまだ全容が明らかになっていないが、いくつかの疑問点を挙げておきたい。

(1)2011年6月に三菱自動車と日産自動車は50%ずつの株式比率で合弁会社「株式会社NMKV」を設立し、このジョイント・ベンチャーが中心となって軽自動車の企画開発を担当した。今回の問題は燃費試験で不正が発覚したので、当事者は株式会社NMKVではないのか?

(2)2015年11月、開発の遅れを上司に報告しなかったという理由で二人の担当部長が諭旨退職処分となった。聞き慣れない言葉だが「論旨退職」とは「懲戒解雇」より一段軽い懲戒処分のようだ。いずれにしても、開発の遅れを報告しなかっただけで退職になることは理解に苦しむ不可解な処理だ。今回の燃費不正との関係性を疑いたくなる。

(3)走行抵抗の測定の不正に具体的にどんなトリックを使ったのかは、技術部の認証チームが熟知しているはずだし、当然データも残っているはず。それをボードメンバーが知らないというのはおかしい。

(4)三菱自動車がやるべきことは外部委員会に調査を任せるのでなく、自らの努力で事実を解明することであろう。その事実が正しいかどうかを外部委員会でチェックするべきではないか?

三菱自動車が本当に生まれ変わるチャンスがあるとするなら、事実の解明と技術を世のため人のために使うメーカーとして、意識改革ができるかどうかだ。相川社長以下ボードメンバーの発言や行動で三菱自動車の命運が決まると思う。

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