10月のマーケット概況、プラス成長まであと一歩
掲載 更新 carview!
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10月の乗用車ランキング(軽乗用車含む)は、1万8031台を売った「トヨタ アクア」が軽乗用車「ダイハツ タント」に1794台の差をつけ2ヶ月ぶりに首位に返り咲いた。アクアは12月でデビューから3年が経つが人気の衰えはまったく見られない。取り回しが良く、経済的な乗用車を求めるユーザーが後を絶たないのだろう。一方のタントも2013年10月のフルモデルチェンジ以来、ランキング上位に居座っている。2014年(1-10月)の累計ではタントが20万1502台、アクアは20万0375台で今のところタントが首位に立つが、アクアにもまだ逆転のチャンスは十分にある。今後の経過に注目だ。
3位には1万3988台を売った「ホンダ N-BOX」がつけた。昨年の販売台数に比べると20.5%減だが、それでも総合3位、軽乗用車ランキングでは2位に入るあたりはホンダの新世代軽“Nシリーズ”の底力の強さを感じる。「N-WGN」も9388台を売り、総合9位、軽乗用車ランキングで5位と健闘している。
10月は全体的に販売が落ち込む傾向となったが、そんななかめざましい成長を見せたのは、前年比227.5%増の「トヨタ ヴォクシー」と同166.3%増の「トヨタ ノア」のトヨタのコンパクトミニバン2兄弟だ。本格ハイブリッドを同セグメントに持ち込んだ作戦の効果はバツグンだ。さらにトヨタはそれらの上位モデルという位置づけの新型ミニバン「エスクァイア」を10月末に投入。今後のミニバン勢力図がどう変化するか楽しみだ。このほか目立ったところでは「マツダ デミオ」が前年比118.7%増の6102台を売り、総合20位にまで順位を上げている。
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