10月のマーケット概況、プラス成長まであと一歩

ブランド別、ホンダが14ヶ月ぶりにマイナス

10月の乗用車（軽乗用車含む）ブランド別では、9ブランド中、ダイハツ、マツダ、スズキ、レクサスの4ブランドが前年を上回った。先月まで13ヶ月連続で前年を上回っていたホンダは9.3％減の5万6680台で、ついに前年を割った。一方、マツダは「デミオ」の販売好調により、3月以降、7ヶ月ぶりに前年比プラスに。スズキとレクサスも2ヶ月連続のプラスで前年を上回った。

「タント」の販売が好調なダイハツは、5.4％増と7ヶ月ぶりに前年を上回り、その結果、乗用車販売で日産を抜いて4位に浮上。販売台数でダイハツが日産を抜いたのは今年6月以来、4ヶ月ぶり。「レヴォーグ」を6月にリリースし、販売を伸ばしていたスバルは前年比3.8％減で2ヶ月ぶりにマイナスに転じたが、10月末発売の新型「アウトバック」と「B4」で販売を持ち直すことができるか、経過を見守りたい。