【年間約8万台も売れている！】「アルファード」を買うのに必要な年収はいくら？ 3つのパターンで解説

トヨタ アルファード （モデリスタ仕様）

現金一括で年収1300万円、ローンでも960万円が必要

まず、現金一括で購入する場合を考えてみましょう。一般的には「無理なく購入できる新車の価格は年収の半分程度」と言われており、車両本体価格657万円の「Z」（ハイブリッド車／4WD）を購入するには、約1300万円の年収が必要と推定されます。

しかし、国税庁が公表している民間給与実態調査によると、2023年度で1000万円～1500万円の年収を得ている人は全国で約203万人、全体の約4％に過ぎません。アルファードの年間販売台数が約8万台であることを考えると、アルファードを購入しているひとのすべてが、この水準の収入にあると考えるのは無理がありそうです。

では、通常のローンを利用した場合はどうでしょうか。車両本体価格657万円の「Z」に対して、年率5%／5年（60回払い）／ボーナス月加算なしの条件で通常のローンを組んだ場合、月々の返済額は約12万円となります。

一般的に、クルマのローンの返済額は「手取り月収の20%以内」が適切とされます。毎月12万円の支払いを無理なく行なうためには、少なくとも手取りで月収60万円、額面では月収80万円、つまり年収960万円が必要ということになります。

現金一括購入と比べてハードルは下がりますが、それでも高収入であることに変わりはありません。