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地盤沈下する先進国のモーターショー。再来年の東京はさらにピンチに

CESやSXSWが新しい自動車発表の場になっている

その代わりに、ラスベガスで開催されるデジタル家電ショー「CES」はクルマとも連携して新しいビジョンや新技術を提案している。気がつくと、大手自動車メーカーがCESの主役になってしまった。CESにしても家電だけの展示会では持たなかったのは言うまでもない。

しかし、コネクト・システムが普及すると今度はCESまで古くなってしまいそうだ。次から次へとイノベーションが生まれる世界は、変化が少ない自動車から見ると、別世界の出来事のように思える。ポストCESとして注目されるのはテキサス州オースティンで毎年3月に行なわれる「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」だ。(南南西というのは、ヒッチコックの映画『北北西に進路を取れ』をモジッた言葉)。このイベントはアメリカで人気の映画・音楽・マルチメディアの祭典なのだが、マツダがスポンサーになったり、メルセデスの会長が訪問したりと、最近は自動車メーカーとのコラボも始まった。

自動運転で走りながらコネクトするモビリティはどんな価値があるのだろうか。自宅で楽しんでいたことがクルマでも可能となる。これは自動運転の新しい価値の一つだろう。

クルマの世界では古いクルマとのコラボがかえって新しいという現象も起きている。クラシックカー好きでなくても、昔のクルマのデザインはどこか奇妙奇天烈で新鮮なのだ。カリフォルニアの「コンクール・デレガンス」、英国の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」などは世界から注目されるクラシック・イベントなのでメディアも注目している。

CESやSXSW、コンクール・デレガンスやグッドウッド、あるいは高級家具のショーとして知られる「ミラノサローネ」のようなイベントとコラボするほうが、個性的なブランドを持つ自動車メーカーにとってはメリットが大きい時代になってきたとも言える。特に自動車工業会主宰で自動車メーカー目線になりやすい東京モーターショーとフランクフルトショーは曲がり角に来ていることに気が付かないといけない。

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