なぜ信号機のない横断歩道に歩行者がいても止まらないのか
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹 1
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹 1
車社会にまつわるモロモロのため、わたしの血圧は今日もまた微上昇を記録した。
多くのドライバーはなぜ、「道路交通法第38条第六節の二」を遵守しないのだろうか。つまり、信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止をしないのだろうか。
JAFが行った調査では「9割以上の車が、そういった場面で一時停止をしない」との結果になったそうだが、これは筆者のフィールド調査に基づく体感ともおおむね一致している。
守らないのは、この法規の存在を忘れてしまったからか?
……高齢ドライバーに関してはあり得る話だ。
過日、わたしが横断歩道を歩行者として渡ろうとした際に、クラクションを鳴らしながら横断歩道上のわたしに向かって突っ込んできて、そしてこちらをにらみながら走り去って行った老齢ドライバーがいた。彼などはおそらくこの法規を学んだのが昔すぎて、今やすっかり忘れているのかもしれない。
しかし彼よりはずっと若い、具体的には20代から40代あたりのドライバーの多くも、この法規をおおむねシカトしている。年齢から言って、まさか忘れてしまったわけでもあるまいに。
彼ら・彼女らが当該のシチュエーションで一時停止しない主たる理由は、おそらく単に「めんどくさいから」なのだろう。そしてその単純なる怠惰に、さまざまなもっともらしい理屈を付けているように筆者には思われる。
彼ら・彼女らの「理屈」は、たぶんこうだ。
「や、そりゃ自分だって止まりたいし、止まるべきだと思ってますよ。でもね、あそこで自分が減速して止まると、後ろのワケわかんない車にボクが追突されちゃうかもしれないじゃないですか?」
「あとさ、追突されなかったとしても、ボクが止まっちゃうと歩行者さんが逆に危険なわけですよ。わかるかな? ボクが止まったことで、歩行者が横断歩道を渡りはじめる。すると、対向車線をブワーッと走ってきたバカな車に歩行者さんが轢かれちゃう……と、まぁそういった危険を回避してるんですよ、逆に」
一聴する限りではもっともにも聞こえる、この架空の人物が唱える理屈ではある。だがしかし、やはり間違っている。
「自分が追突されるリスク」については、それを減じる方法などいくらでもある。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
これは1台満足EVだ! ボルボEX30は、サスティナブルでもガマンいらずの「使える」EVだった
エステバン・グエリエリが世界戦にカムバック。新興ゴート・レーシングのFL5シビックRで参戦へ/TCR
J SPORTSが3月23~24日のスーパーGT富士公式テストを生中継&ライブ配信
小っちゃくてもインパクト大!ユニークなスモールカーが大集合 キラメッセぬまづ
12年ぶりの復活! もはや「パジェロ」超えの三菱「新型オフロード四駆」登場! 新型「トライトン」に辛口評論家も「感激」しきり!?
愛車の履歴書──Vol32. 佐野史郎さん(後編)
フェルスタッペンのレッドブル離脱は本当に”あり得る”。チームも知らなかった? 秘密の条項が開く道
日産、謎解きイベントで未来のクルマ探求 3月20日から
「未来のクルマの設計図」を完成させよ!日産が謎解きイベント開催!
日産が考える移動部屋──新型キャラバン マイルーム ローンチエディション試乗記
いすゞ、ピックアップトラック「D-MAX」のEVをバンコクモーターショーで世界初公開へ 2025 年から販売開始
ピエール・ガスリー、フランス3部FCヴェルサイユの共同オーナーに就任「僕は常にプロサッカーに関わりたいと思っていたんだ!」
【訃報】篠塚建次郎氏…WRCとパリダカで日本人初優勝、生涯現役を貫いたレジェンド
青のストライプと真っ赤な内装、どちらがお好み? 「コルベット」特別仕様車は限定40台
【ズルいぞトヨタ!】欧州版「ヤリス」の商品改良が日本版より豪華&内容充実な“裏事情”とは
【やっぱり出るの?】開発継続が確認された新型「コペン」は定石通りこの夏に登場するのか
「トライトン」の悪路走破力がパジェロ級。SUVの洗練か、ピックアップの可能性か、そこが問題だ!
日本も常識になりそうな「オールシーズンタイヤ」ってなに? 財布と場所と面倒を同時に解決
ついに3000万円台に突入ダ! 「ニッサン GT-R」2025年モデル発表。伝説は続くのか…?
ホンダ ヴェゼル新型予告! シティ派からアウトドア派へ転向!? “ハントパッケージ”ってなんだ?
【言わんこっちゃない!】世界でEVの逆回転始まる! 中国の弱点を攻めるトヨタの粘り勝ち