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タイヤ前線に異常あり! ドイツ車ですらウェット性能が怪しくなってきた?

タイヤ前線に異常あり! ドイツ車ですらウェット性能が怪しくなってきた?

上:BMW 540i Mスポーツ(写真:BMW AG) 下:メルセデス・ベンツ E220d(写真:ダイムラーAG)

ドイツ車ですらウェット性能が怪しくなってきた

こういった状況は欧州車でも変わらない。例えば、メルセデスやBMWは燃費性能の高いランフラットタイヤの開発に余念がないが、私がDSTでチェックした「メルセデス・ベンツ E220d」と「BMW 540i Mスポーツ」は、フロントが245/40R19、リアが275/35R19の「ミシュラン プライマシー 3(ランフラット)」で、サイズも銘柄も同じだった。

タイヤをチェックするとメルセデスとBMWの承認マークが刻印されていた。つまり、ライバル関係にあるメルセデス・ベンツとBMWにもかかわらず、純正装着用の低転がりタイヤを共通化したのである。厳しい燃費規制と通過騒音規制をクリアするために、ライバル関係であっても、手を握って乗り越えようということだろう。

この2つのモデルでハンドリングでテストしたところ、正直に言うとウェット性能はあまり褒められなかった。安全性に強いこだわりを持つはずのメルセデスとBMWだが、規制には勝てなかったのだろう。

一方、同じDSTで「トヨタ C-HR」(ハイブリッド)が履くミシュラン プライマシー 3をテストしたところ、ウェット性能は抜群に優れていた。ここから言えるのは、“タイヤの銘柄は同じでも、自動車メーカーが要求するスペックに合わせて純正装着(OEM)タイヤは作られるので、ウェット性能が大きく異なる場合がある”ということだ。これからの時代、ドイツ車といえどもタイヤには注意を払うべし、というのが今回の教訓だ。

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