コペン&ロードスター、いまなぜオープンスポーツなのか
掲載 更新 carview! 文:すぎもと たかよし/写真:中野 英幸、望月 浩彦、菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:すぎもと たかよし/写真:中野 英幸、望月 浩彦、菊池 貴之
寒暖の差が大きく、猛暑もあれば大雪も降る日本は、オープンカーに不向きだと言われる。実際、市場としても量販が見込める状況にはない。では、いま日本でオープンスポーツを発信する意味はどこにあるのだろうか。
「もちろん、コペンはダイハツにとってアイコンとして必須、マストである面が第一です。ただもうひとつ、いまダイハツは『もっと軽にできること』をキャッチフレーズにしていますが、ワゴンタイプなど、実用だけでない別の付加価値が軽には必要だと考えています。オープンボディもそうですし、同時に走る楽しさも示したいと考えたのがコペンということです」
「ロードスターは『いつでもどこでも誰もが心からオープンを楽しむ』という価値観を大切にしています。マツダはクルマを単なる道具とは考えていません。ロードスターは人と人のつながりを生み、人生を幸せにする存在だと思えます。そういう存在である限り、マツダはロードスターを作り続けます」
コペンは12年、ロードスターは25年。市場は小さくても、熱心なユーザーへ向けて作り続けてきたからこそ獲得した確信があるようだ。おそらく答えはその中にこそあるのだろう。
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