初車検直後のマツダプレマシーからアルファード２０系２４０ｘの中古車へと変更購入決定したのです。その後インターネットで様々に調べると､案外アルファード２．４L車の悪口が多く見られるのは

Question

なぜでしょう？車重故の「とろい」だの、ローリング大だの、登坂力弱､はたまた後輪のサスが貧弱などなどです。しかし、５ｋｍ程を試乗させてもらって、コーナリングや登坂もハードに試して納得したので良しとします。高速道は走ってないが、160km/h出したときのエンジン音はプレマシーとそう違わんでしょう。暴走はしないが、エンジンのうなりは私にとって快感でもあります。後輪のトーションビーム式サスペンションについてデーラーに質問したら、ジャッキアップして示してくれました。３種のビーム連結法がある中で、カップルド・ビーム式を予想していたのですが、アクスルビーム式にも見える不思議なU字型ビームが付いていました。アクスルビーム式なら横軸揺れ強勢のため､ラテラルロッドが必要です。聞いたら技術さんが「ラテラルロッドですかあ～……」と確たる回答はありませんでした。ビームをU型にすることで、独立懸河をつないでローリング防止するスタビライザーと同じ役割も出てくるのでしょうか。とすれば、アルファード後輪の挙動は独立懸架に近いセッティングと考えても良いですか。

Answer 1

２駆の２０アルファードはリヤはトーションビームですよね。
おっしゃるように、トーションビームそのものにスタビ効果があります。
左右つながってますから。

そして、左右は意外なほどバラバラに動きます。
車軸式ほど左右が同じようには動かないです。

しかし、つながってる影響は有ります。
スタビを外すと乗り心地が劇的に向上したり、スタビ受け（ブラケット）のグリスが切れるとサーキットでスピンしやすくなったりするほど、足回りにはわずかのことで影響有ります。

なので、「トーションビームは独立懸架並に左右バラバラに動く」ってのも真実だし、
「トーションビームは独立懸架より動きが悪い」ってのも事実で、両方の意見があることっては、両方が真実なことも有りますよね。


プレマシー（現行）はリヤスタビ無いグレードあるので、かなりリヤの路面追従性良いですよね。
３列目に乗ると狭いけど乗り心地良くないですか？
旧プレマシーは結構乗り心地固いですが。


あと、トーションビームの大きな利点はリンク（ブッシュ）が少ないので稼働抵抗少ないです。
スタビのグリスが減ったくらいで乗り心地変わりますので、ブッシュが少ないことは良い影響も大きいです。

まともに機能するマルチリンクサスが少ないのはブッシュの数が増えることも１つの原因ではないでしょうか。
マルチリンクをスムーズに動かすにはピロが欲しいですが、耐久性やコストから嫌がるメーカーが多いのでしょうかね。

しかし、出来の良いマルチリンクやダブルウィッシュボーンにはどうしても横力や左右の独立性で劣りますよね。

乗り心地の良い足の条件の一つに、大きなストロークや長いアームが有ります。
トーションビームで前後方向のアームを長くしてしまうと、横力でアームが変形しますよね。なのであまり長く出来ません。

そこは重量車ではアーム変形の影響が大きいです。
アップダウンがある峠で、さらに路面が悪くでデコボコだとトーションビームは苦手だと思います。
横力に抗するために、どうしてもストロークが制限されますし。

プジョーのある車種ではトーションビームにアームを追加して横力に耐えられるようにしてます。
ただ、これをするとアームが左右１本ずつ増えて、ブッシュも一気に４つも増えてしまうので、トーションビームの部品点数が少ないこととか無くなってしまいます。
普通にストラットサス採用したほうがいい、ってことになるし。

ストラットと言えば、初代インプレッサとかリヤもストラットですが、非常に乗り心地良かったですよね。
当時としては長いアームで接地性変化とストロークを確保していて、「出来の良いストラットは出来の悪いダブルウィッシュボーンを凌ぐ」って感じでした。

質問者からのお礼コメント

詳細で分かりやすいご回答をありがとうございます。トーションビーム式サスは確かに、ストロークを大きくは取れませんね。しかし、独立懸架とリジッドアクスルの中間的なところで、良さもほどほどに備えていると分かりました。試乗結果を勘案し、さいわいアルファード、サスのセッティングも上手にできているようですから､自分の経済状況を考慮して、２０系２４０ｘで走行５万kｍ以下の程度良好中古車を捜してみます。