インフィニティの最上級SUV 新型QX80公開。5.6リッターV8を搭載し400馬力を発揮
掲載 更新 carview! 写真:日産自動車
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日産自動車の海外向け高級ライン「インフィニティ」は11月14日、フラッグシップSUV「QX80」をフルモデルチェンジし、ドバイモーターショーにて初公開した。新型QX80については、先月中旬に何点かの部分的なイメージが公開されていたが、いよいよその全貌が明らかになった。
QX80は2010年にデビューしたフルサイズSUVで、北米や中東などで販売される国外専売車。今回公開された新型は2代目モデルにあたり、4月のニューヨークモーターショーに出品されたコンセプトカー「QX80モノグラフ」でデザインの方向性が示されていた。
新型で印象的なのは、力強さの中にも洗練を感じさせるそのエクステリアだろう。メーカーは一目でインフィニティとわかる外観を目指したとのことだが、その狙いは見事に達成されているといえそうだ。
もちろんインテリアもフラッグシップにふさわしいつくりとなっている。キルティングが施されたレザーで覆われたシートやドアパネルは、手触りまで考え抜かれたもの。また、8インチのタッチスクリーンを備え、スマートフォンも接続可能など最新モデルには必須のコネクティビティにも配慮は行き届いている。
エンジンは5.6リッターV8を搭載。400馬力を発揮するこのユニットは、7速ATを介して2.6トンにもなる巨体を7.5秒で100km/hまで引っ張る実力を持つ。Cd値は0.36とまずまずだが、燃費が6.6km/Lにとどまるのはラグジュアリーな装備を満載した結果と考えれば致し方ないところか。
レクサスLXを始めとするライバルに挑むこととなる新型QX80は、九州工場で生産され、本年末に発売開始予定とのこと。国内での販売も期待したいが、軽自動車が好調なマーケットで全長5.3m超、全幅2m超の大型SUVを売るのはやはり厳しいのだろうか。
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