新型ポルシェ911カレラを日本初披露。注目のダウンサイズ・ターボ搭載
掲載 更新 carview! 写真:ポルシェジャパン
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ポルシェ ジャパンは2月23日、これまで一貫して自然吸気エンジンを搭載してきた911カレラに初めてターボエンジンを採用した、新型911カレラを日本初披露した。予約受注は昨年9月に開始されており、デリバリー開始は3月下旬からの予定。
新型カレラ、カレラSともに、効率改善とパフォーマンス向上を達成すべく開発された3.0L水平対向6気筒直噴ツインターボを搭載。カレラは最高出力370ps/最大トルク450Nm、カレラSは420ps/500Nmを発生。それぞれ先代比で+20ps/+60Nmのパワー増強が図られた。両者の違いは、改良されたコンプレッサーを備えるターボチャージャー、専用のエグゾーストシステム、エンジンマネージメントシステムのチューニングによるもの。燃費は先代モデルと比べて最大約12%の向上を実現している。
ダウンサイズ・ターボ搭載に続くもう一つのトピックは、これまで日本仕様に未導入だったポルシェ独自のテレマティクスシステムであるPCM(ポルシェ・コミュニケーション・マネージメントシステム)の初採用。7インチのタッチスクリーンが備わり、ボイスコントロール機能付のVICS対応ナビゲーションや、Appleカープレイ、GoogleアースやGoogleストリートビューなどにも対応し、利便性を大幅に高めた。また専用のアプリも用意され、Googleで検索した目的地をPCMに転送するなどの連携が可能になっている。
エクステリアに目を移すと、4灯式のウエルカムホームライトを備えるヘッドライト、リセスカバーのないドアハンドル、縦のスリットに変更されたエンジンフード、新デザインを採用したテールライトなどが新しい。
再設計された電子制御ダンパーシステムのPASM(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム)を初めて911カレラの全モデルに標準装備。カレラSには911ターボや911GT3に採用されているアクティブリアアクスルステアがオプションで用意される。
また、日常での実用性を考慮して油圧式リフティングシステムをオプションで設定。ボタン操作でフロントの最低地上高が5秒以内に40mm上昇し、急勾配の駐車場などで地面とアンダーボディとの接触を防ぐ。その他、PDKとの組合せでコースティング機能が備わるアダプティブクルーズコントロール(ACC)、後方をモニターして死角からの接近車両をLEDランプで警告するレーンチェンジアシスト、衝突や追突時に自動でブレーキをかけて減速させ、多重事故の危険を低減させるマルチコリジョンブレーキシステムなどを設定した。
グレード別の価格は以下の通り。
911カレラ:1244万円(7速MT)/1309万1000円(7速PDK)
911カレラ カブリオレ:1510万円(7速PDK)
911カレラS:1519万円(7速MT)/1584万1000円(7速PDK)
911カレラS カブリオレ:1813万円(7速PDK)
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