フィアット500C、由比ガ浜にイタリアの風!
掲載 更新 carview! 写真:齋藤 正
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陽気でポップなイタリアンコンパクト「フィアット500(チンクエチェント)」に、新しい風が吹いた。7月4日から予約注文が始まった「500C」は、ソフトトップ採用のカブリオレモデルだ。
500Cのルーフ構造はそのキャラクターに違わずユニークで、ピラーを完全に残したスライディングルーフ式。これは歴代フィアット500のカブリオレモデルと同様の方式で、ピラー無しのオープンモデルと比べて開放感では劣るものの、安全性の確保や重量増を抑えるメリットが得られる。500Cではルーフ機構や7エアバッグなどのセーフティデバイス、ベースモデルと同等のボディ剛性を確保しながら、10~40kg程度の重量増に抑えられている。
ソフトトップに一体化されたハイマウントストップランプは、オープン⇔クローズ時の異なる高さで作動。リアウインドーには熱線式デフロスター機能付きガラスを採用した(オープン時よりもむしろクローズ時の方が後方視界が良いとか…)。またオープン時にラゲッジオープナーを操作すると、自動的にソフトトップが巻き上がって荷物の出し入れができる機構もユニークだ。
グレードは次の3つで、搭載エンジンや装備類はそれぞれのベースモデルに準ずる。「500C 1.2 8V ポップ」=239万円、「500C 1.4 16V ラウンジ」=289万円、50台の限定車「500C 1.4 16V ラウンジ SS」=299万円。
由比ガ浜のビーチにひと夏限定でオープンした「フィアットカフェ@Yuigahama Beach(8月31日まで)」では、日本初披露の500Cを間近に見ることができる。ここでは防錆の特殊コーティングが施された500Cを中心に、カフェやショップ、本格スパ(スパファインダー社)が揃い、シャワーやレンタルパラソルなどの海グッズも完備。なかでも充実メニューが自慢のカフェでは、揚げピッツァやパスタ、鎌倉や三浦で採れた新鮮な野菜や魚、イタリアビールやワインが食欲を誘い、これまでのビーチハウスのイメージとはかけ離れた味を堪能できる。ちなみに写真のお姉さんに出会える保障はないのであしからず…。
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