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5分で読める日本の速度規制をどうするべきか? ~清水和夫が本音を語る~

事故直前のクルマの速度データを活用せよ

しかし、警察庁が主張する「危険認知速度」は事故当事者の証言で決められてしまうので、なんとなく曖昧だ。実は、最近のクルマには事故直前の走行データが蓄積される機能があり、危険認知速度を正確に知ることができる。こうしたデータを使うと、危険認知速度と死亡・重傷事故の相関関係が明らかになり、最高速度の見直しが可能となるかもしれない。少なくとも警察庁や法務省の法律家を説得する材料となる。

新東名では「最高速度120km/h案」が話題だが、軽自動車やトラックの制限速度を考慮すると「最高速度110km/h」が妥当ではないかというのが私の見方だ。日本車の高速性能やドライバーのスキル・マナーを考えると、「最高速度120km/h案」は速すぎるかもしれない。英国やオーストラリアと同じ「最高速度110km/h」を推奨しておきたい。

また、高速道路の最高速度ばかり注目するのではなく、安全に速度が出せる条件が整った一般国道を80km/hにしたりと、10km/h単位で実際の交通環境に合わせた制限速度を設定することが理想的だ。首都高速の山手トンネルは100km/h前後で流れている。制限速度60km/hを守ると、本線に合流することもできなくなる。ポイントは制限速度がドライバーの感覚と見合っているかどうかだろう。

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