2015年初月は前年割れもまずまずのスタート

N-BOXが14ヶ月ぶりに軽ランキングで首位に

1月の乗用車ランキング（軽乗用車含む）は、「トヨタ アクア」が2ヶ月ぶりに総合1位に。12月には軽の隆盛に押され総合4位まで下落したアクアだったが、12月にクロスオーバー風の「X-URBAN」を追加したマイナーチェンジが販売増に効いた。

続いて総合2位、軽乗用車ランキングでトップになったのは「ホンダ N-BOX」。N-BOXが軽の販売ランキングでナンバーワンになったのは2013年11月以来、実に14ヶ月ぶり。こちらはアメリカンカスタム風の「N-BOXスラッシュ」をラインアップに加えたのが功を奏した。総合3位は「日産 デイズ」。デイズはコンスタントに上位に位置する人気ぶりを見せているが、12月頭に自動ブレーキ車を設定したことでさらに人気が上昇した模様。なお「デイズ」と共に「三菱 eKシリーズ」にも同様に自動ブレーキ車が採用されており、日産と三菱の共同開発は軽自動車の安全性アップというシナジー効果も生み出している。

N-BOXとデイズは好調だったが、このほかほとんどの軽自動車は前年／前月比ともに台数を減らしている。ブランド別販売ランキングでスズキとダイハツが順位を落とした理由もここにありそうだ。ところで2015年4月には新車の軽自動車税が1.5倍上昇し7200円から10800円になるが、これが今後軽の販売に影響が出るのか。経過を見守りたい。