加速するクルマのスマホ化とメルセデスの音声アシストの衝撃度
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:ダイムラーAG
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「C」の可能性はこれだけではない。メルセデス・ベンツは今回、次期型Aクラスから搭載される「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」という車内アシスタントサービスを発表した。音声認識とAIを組み合わせ、ドライバーのストレスを低減し、多様なサービスを提供する。音声認識技術はアメリカのニュアンス社が担当。自動車に特化したデータベースはIBMと共同開発しているようだ。
MBUXの最大の特徴は「先読み(Suggestion)」が可能となったことだ。たとえば出勤するのに毎日ナビゲーションをセットする必要はなく、自動的にセットアップされる。つまりドライバーのスケジュールや好きな音楽のパターンを学習して対応するのだ。MBUXはクルマに特化したデータベースを使っているので、正解率は95%もあるそうだ。
CESでは新型Aクラスのプロトタイプに同乗し、MBUXを試してみた。「ヘイ、メルセデス」と語りかけるのが少し恥ずかしいが、AIを搭載したMBUXは自然言語(日常会話)にスムーズに反応する。例えばエアコンの温度を上げたければ「温度を24度に」と言う代わりに「寒いよ」と言えばいい。また、渋滞にはまった時などは「ヘイ、メルセデス。会議に遅れそうなので、ボスにメールしておいて」と指示すれば、MBUXはドライバーのスマホを使ってメールを送信してくれる。使える自然言語は23ヶ国語、もちろん日本語もOKだ。最近ではこうしたアシスタント機能を「smartphone on wheels」(走るスマホ)と呼ぶようになってきた。
AIやCIがクルマの主役となる時代に、人間であるドライバーの存在はどうなるのだろうか? この質問にメルセデスの開発総責任者のオラ・ケレニウス氏は「メルセデスは人間中心のシステムを大切にしています」と答えてくれた。
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