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売れてるホンダ「PCX」試乗。250ccクラスのような存在感と安定した走りを持つがメットインは要チェック

堅実に売れている原付二種

編集がホンダ「PCX」に試乗しました。PCXは125ccのいわゆる原付二種モデル。高速道路も走行可能な150ccや、量産二輪車としては世界初となるハイブリッドモデルもラインアップします。今回はスタンダードな125ccモデルに乗りました。

まずはニ輪車の販売状況をおさらいしてみます。日本自動車工業会のデータによると、二輪車の販売台数は下降傾向。特に50ccの減少が顕著で、若者の購入者の減少と都市部の交通環境の利便性が上がっていることなどが原因と考えられています。

しかしよく見てみると、51cc以上の原付二種(51cc~125cc)や軽二輪車(126cc~250cc)、小型二輪車(251cc以上)のモデルは2010年あたりから下げ止まり、以降やや盛り返しつつあります。特に原付二種は10万台前後をキープしており、堅実に売れています。

原付二種は原付一種(50cc以下)のように、自動車普通免許に付帯しているものではないので、別途免許を取得しなければなりませんが、原付一種特有の法定最高速度が30km/h以下(これほんとどうなんだろう…)、二段階右折などの煩わしいルールがなく、さらには自動車保険の特約を利用して保険加入することができたりと経済的にもメリットがあり、通勤で使うようなケースでは使いやすいコミューターで、そのあたりが堅実な販売につながっているようです。

その原付二種で売れているのがホンダPCXなのであります。二輪車は車種別販売ランキングが公表されていないのでホンダ広報に聞いてみたところ、ホンダの原付二種カテゴリーでは一番売れていて、2018年4月~2019年3月で、1万9600台を販売。原付二種の販売台数が約10万台なので、ざっくり言えば1/5がPCXということになります。

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