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トップ3以外は好不調交差。10月マーケット概況

ココも気になる!その2

10月末時点で前年を上回る販売台数となったアウディ

 昨年まで4年連続で年間販売台数記録更新中のアウディの勢いが止まらない。7月以来、4カ月連続で各月の過去最高を記録し、10月は1568台、前年同月比73.1%増と絶好調。1~10月累計では1万7782台で、前年同期比は126%。これで昨年実績の1万6854台を超える販売台数となった。

 アウディの快進撃を支えているのは積極的なニューモデル攻勢。昨年末にフラッグシップの「A8」を投入したのをはじめ、1月にはプレミアムコンパクトの「A1」、さらに8月にはハイエンドモデルの核となる「A6」を投入し、いずれも好調な滑り出しとなっている。とくにA1は、9月までの累計で3368台と、「A3スポーツバック」の2850台を上回る売れ行きだ。もちろん従来モデルのテコ入れ策も抜かりはない。8月に300台限定ながら「A4オールロードクアトロ」を発売。9月にはA3スポーツバックを改良し、アイドリングストップ機構を採用。10・15モード燃費で11%アップの1リッターあたり18.4kmを実現している。

 また12月の東京モーターショーでは、すでにヨーロッパ市場には投入されているコンパクトSUV、Q3が日本初出品されるのをはじめ、A6ハイブリッド、Q5ハイブリッドクワトロ、「S5」などの注目モデルを展示する予定。先進技術満載のアウディならではのハイブリッドモデルも見ものだが、来年には日本に投入されるはずのQ3はすでに海外でも高い評価を集めているだけに見逃せない1台になりそうだ。

 今年年間2万台突破を目標に掲げたアウディだが、着実なニューモデル攻勢により、VW、BMW、メルセデス・ベンツの輸入車御三家の一角を突き崩す日はそう遠くないかもしれない。

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