新型CLS降臨!ヒット作の第2弾、その成否は?
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
メルセデスの異端クーペ「CLS」が初めてのフルモデルチェンジを受け、2代目へとバトンタッチした。初代CLSが登場したのは2004年。“4ドアクーペ”という新たなジャンルを創生した初代CLSは、まさに「最善か、無か(Das Beste oder nichts)」というメルセデスの思想を地で行くチャレンジングなモデル(結果として大成功)だったが、今回の新型CLSも同じく、メルセデスの“これから”を色濃く投影した意欲作だ。日本市場には、新開発の3.5リッター直噴V6を搭載した「CLS 350 ブルーエフィシェンシー」と、AMGの5.5リッター直噴V8ビターボを搭載した高性能モデル「CLS 63 AMG」の2モデルが導入される。
優美なアーチラインと小さなグラスエリア、フレームレスドアという特徴を先代から継承しながら、さらなる精悍さを身につけた新型CLS。スーパースポーツのSLS AMGを彷彿させる立体的なスポーツグリルやフルLEDヘッドライトなどから形作られるフロントマスクは、見る者に強烈かつ鮮烈な印象を与えるはずだ。
カメラによって対向車と先行車を検知し、ロービーム⇔ハイビームを自動的かつ連続的に切り替えるアダプティブハイビームアシストを備えたフルLEDヘッドライトは世界初。片側だけで実に71個ものLEDが埋め込まれているほか、ウインカーやリアコンビネーションランプ、フォグランプなど、ありとあらゆるランプ類でLEDを採用している。
サイドビューでは、リアに向かって下降する“ドロッピングライン”と呼ばれるキャラクターラインが際立つ。またドアミラー形状の改良などによってエアロダイナミクスも向上させ、ボディを拡大しながらもCd値は先代から約13%向上、0.26というスポーツカー並みの数値をマークしている。
重厚なドアを開けると、豪華かつエレガントな4座シートが乗員をエスコートしてくれる。パッセンジャーシートが極上の寛ぎをもたらす一方、ドライバーズシートはスポーティ色が強まった印象。それはステアリング形状や全車に備わるパドルシフトなどに如実に現われている。ナビモニターもコンソール上部に移動された。
さらなる動力性能と環境性能を両立すべく、パワートレーンも刷新。「CLS 350 ブルーエフィシェンシー」にはピエゾインジェクターを用いた直噴システム“BlueDIRECTテクノロジー”採用の3.5リッターV6を搭載し、従来比34ps/20Nmアップの306ps/370Nmを手に入れた。同時にECOスタート/ストップ機能付きの“7Gトロニックプラス”などの採用で、燃費は従来より約33%も向上しているという。パワステの制御が従来の油圧式から燃費面で有利な電子制御式に変わったのもニュースだ。
一方の「CLS 63 AMG」は、従来の6.3リッターから5.5リッターへ排気量をダウンサイジングしながら、直噴ツインターボの採用で、従来比11ps/70Nmアップの525ps/700Nmという強大なパワーを炸裂させる。トランスミッションは7Gトロニックをベースに、トルクコンバーターに代わり湿式クラッチを採用した“AMGスピードシフトMCT”を搭載。優れたスロットルレスポンスと、より素早いシフトチェンジを可能とする。もちろんECOスタート/ストップ機能も備わり、燃費は従来より約30%向上しているという。サスペンションやブレーキもAMG専用のパーツが奢られ、サルーンを超越した走りを支える。専用の内外装もAMGらしいアグレッシブなものだ。
価格は「CLS 350 ブルーエフィシェンシー」が930万円、「CLS 63 AMG」が1625万円で、デリバリーは6月を予定。新型では豊富なボディカラーや内装の素材およびカラー、パーツ類が取り揃えられているのも特徴で、メルセデス広報は“選ぶ愉しさ”も存分に味わって欲しいとアピールしていた。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
スズキ初のバッテリーEV「eビターラ」発表!新開発の専用プラットフォームを採用、発売は2025年予定
スズキが初のバッテリーEV「eビターラ」を欧州で初公開。2025年夏ごろから販売開始予定
【角田裕毅F1第21戦分析】スプリント後のマシン変更で好転。追い抜きは叶わずも「ウエットタイヤの判断はよかった」
バレンティーノ・ロッシ、待望のLMDh初ドライブに「ABSがないのがいい」と満悦。好タイムには“秘密”も
ヘッドライトをガッチリ保護!ダートフリークからホンダ CL/レブルシリーズに適合する「ZETA RACING ヘッドライトガード」が登場
懐かしのエンジン音と希少車体験…昭和レトロカー万博2024 11月30日
京都の無料高速が「異例の有料化」 2025年4月から全車種対象 料金収入は何に使う?
BMW『R18』をリコール…最悪の場合、火災になるおそれ
日産が新型「“高級”SUV」世界初公開! 450馬力超え「V6」&超豪華「荷室」搭載! 赤なホイールが超カッコイイ「オートグラフ ラウンジ」米で登場へ
ヤマハが見た夢「OX99-11」とは? F1エンジンをデチューンしてロードカーに搭載…ロンドンでの初公開ではジョン・ワトソンがドライブ【クルマ昔噺】
K3 ウォータープロテクトシリーズからシートバッグ WP01 が登場! キジマが新製品情報「KIJIMA NEWS EXPRESS」11月号を公開
今年のお得な30日間「決算キャンペーン2024」をバイク王が11/30まで実施中
【トヨタ版の噂も】スズキ初のBEV「eビターラ」は多面体ボディと先進内装でBEV市場を席捲するか
あの「250」のオープンが想像以上にゴツカワ! トヨタが本気を出した「ランクルROX」の大量画像
【かっこいいぞ…】アウディ新型「A5」&「S5」公開! 実質A4の後継モデルはファストバックの5ドアとワゴンを設定
現行マツダ唯一のロータリーエンジン搭載モデル「MX-30」がマイナーチェンジ 価格は293万円から
レクサスの歴史的象徴「LS」が売れない3大要因と、次期型が“ふつうのセダン”にならない理由
“50位圏外”でスランプ続く「CX-60」。モデル末期「CX-5」と総合力ではどちらを買うべき?
白熱の王座争い!! 国内二大レースのSUPER GTとSF、最終盤の見どころと観戦時のポイントを解説
【最安グレード追加】レクサス最小SUV「LBX」に“エレガント”新設定 価格は420万円から
【まだお先は真っ暗?】もはや日本じゃ売れる気がしないBEV…やはり初心者のボクらには無理ゲーなのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!