ビックリ超肉食ゴーンの高笑い記者会見

写真：三菱自動車

提携話はもともとあったのかもしれない

それと直接こんな聞き方はされてなかったですけど、「元々日産が仕掛けた謀略では？」の憶測に対しては益子会長が 「2011年に軽の共同開発プロジェクトが始まり、両社の関係を考える中で“自然にいつかは資本提携は考えられるだろう”とゴーンさんと話していて」と明言。今後EV、燃料電池車、ハイブリッド、プラグインハイブリッド、クリーンディーゼル＆ガソリンとハイテクを時代が求める中、三菱単独ですべてをヤるのは無理とわかってたし、組まないといけないとはわかってた。今回の不正問題は、あくまでも「きっかけ」であって「早まっただけ」ってことみたいなのよ。

そもそも結婚を願っていた二人にとって、この不正問題は「障害がなくなった」的な扱い。このハッピー感はみていてたまらんものがありましたわ。

それと冷静に三菱2015年の世界販売約100万台の内訳を見ると、国内販売はたった約10万台。単純予想で減りはするけど約90万台残ってて、まず日本ほどに影響は受けない。なにより不正は悪いけど、人を危めたわけでも爆発の危険があるわけでもない。タカタのエアバッグ問題とは次元が違うって判断なんでしょうねきっと。

とにかくそもそもいくつも会社を傘下に収めたい、肉食で一夫多妻体質の男がいたとして、多少不透明な部分があっても「こんなにいいオンナ、ほっとくわけないだろ！」ってパクついたようにも見えました。つくづく自動車ビジネスの世界は面白い。今後の成り行きに注目ですわ！