メルセデス・マイバッハ初のSUV「GLS 600 4MATIC」が本国で発表。スーパーラグジュアリーSUV市場のライバルと真っ向勝負
掲載 更新 carview! 写真:ダイムラーAG 14
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独メルセデス・ベンツは11月21日、超高級車ブランド「メルセデス・マイバッハ」初となるSUV「GLS 600 4MATIC」を発表した。
「レンジローバー」や「ベントレー・ベンテイガ」、さらには「ロールス ロイス・カリナン」など、プレミアムブランドによる競争が激化しているスーパーラグジュアリーSUV。これまでアッパークラスの代名詞だったセダンから主役を奪った感すらあるこの市場に、後発となるメルセデスも真っ向勝負を挑むニューモデルを投入してきた。
メルセデス・マイバッハ GLS 600 4MATICは、ネーミングやルックスから明らかなとおり、メルセデスのフラッグシップSUV「GLS」クラスがベース。もちろん、内外装問わず最上級ラインであるマイバッハを名乗るのにふさわしいチューニングが実施され、素のGLSとは次元を異にする贅沢なモデルとなっている。
パワーユニットはマイバッハのためだけに開発された550馬力/729Nmを発生する4.0L V8ツインターボで、48V電装とスタータージェネレーターを組み合わせた「EQ ブースト」による21馬力/249Nmも加わり、5,205mm×2,030mm×1,838mmの体躯を4.8秒で60マイル/h(約97km/h)まで引っ張る。最高速度も209km/hと発表されており、フルサイズSUVとしては申し分ない動力性能だ。
サスペンションは路面状況をスキャンして各輪の減衰力などを自動調整する「E-アクティブ・ボディ・コントロール」機能付きエアサスペンションを採用し、23インチという大径ホイールを履きながらも、どんな状況でも極上の乗り心地を実現すると謳われている。
エクステリアは、ピラーやルーフレールなど各所にクロームが多用され、エレガンスを強調。特に細い縦ルーバーが並ぶフロントグリルは、繊細かつ豪奢な印象を与えるものだ。乗車時に自動的に車高が下がりステップが表れるギミックもクラス感を強調する。余裕ある4人乗りレイアウトも選択可能なインテリアには、高級ヨットをモチーフとしたトリムが用いられており、目の肥えたオーナーにもアピールするだろう。
注目の販売開始は米国で2020年下半期とアナウンスされている。
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