マツダの赤「ソウルレッド」はなぜカッコいいのか?魅力や塗装技術を解説【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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マツダには「ソウルレッド」という色があり、現在はマツダブランド全体のイメージカラーとして幅広く認知されています。そこには、マツダならではのこだわりと同時に高い開発技術が凝縮されています。「マツダの赤」とは、どのような技術が使われているのでしょうか。
本記事ではソウルレッドに込められたマツダのこだわりや、マツダの赤について詳しく解説します。これを読めば、赤色や車づくりに対するマツダの想いを知ることができるでしょう。
目次
ソウルレッドは、2007年に発表されたコンセプトカー「流雅(りゅうが)」に施工されたのが始まりです。これまでにない高い質感を実現させた「究極の赤」は、マツダの情熱を表しています。まずは、ソウルレッドが持つ色の特徴や塗装技術の詳細から解説します。
マツダでは「カラーも造形の一部」という哲学のもと、車を質感高く魅せる塗装の開発に取り組んでいます。なかでも、ソウルレッドは自動車開発コンセプトである「魂動(こどう)デザイン」のダイナミックさや繊細さを具現化しているのが特徴です。
ソウルレッドには赤ならではの鮮やかさや、ワインレッドのように深みのある高級感があります。光の当たり方によって、さまざまな表情が楽しめるのも魅力です。
マツダの「匠塗 TAKUMINURI」は、魂動デザインを具現化するために導入された新しい塗装技術です。従来のメタリックカラーより深みのある艶を出すため、最下層の反射層を通常塗装の半分以下に薄くするとともに、アルミフレークを水平に並べています。
ソウルレッドの場合、従来の「一方研ぎ(前後にこする)」で研ぐと研ぎ跡が残ってしまうため、ボディの研ぎ方や研磨紙の選択を抜本から見直しました。しかし、新たな研ぎ方では施工に時間がかかることから、試行錯誤を重ね、塗装工程の作業時間を1台約50秒のペースで仕上げられるまでに確立させました。「匠の技を量産化する」というマツダの想いが実現化した工程といえるでしょう。

マツダの赤色にはいくつか種類があり、ソウルレッドもモデルや発売時期によって2種類が存在します。ソウルレッドという色名は共通するものの、進化する魂動スタイルに合わせて塗装も進化を遂げているのです。
マツダのソウルレッドには「ソウルレッドクリスタルメタリック」と「ソウルレッドプレミアムメタリック」の2つがあります。
ソウルレッドのルーツであるプレミアムメタリックは、2012年に登場した3代目アテンザで初めて採用されました。その進化版として誕生したクリスタルメタリックは、2017年にデビューしたCX-5から採用されています。
ソウルレッドプレミアムメタリックは、マツダの情熱を象徴する色として「鮮やかさ」と「深み」を両立させています。塗装は反射層・カラー層・クリア層という3層構造になっており、特に反射層とカラー層に発色の秘密が隠されています。
反射層には高輝度のアルミフレークを規則正しく配置し、その上に鮮やかに発色する半透明のカラー層を設けています。アルミフレークに反射した光がカラー層を通過すると鮮やかに発色し、光が反射しないときは2層の赤が深みを表現するという仕組みです。
クリスタルメタリックは、赤の強さや鮮やかさ、深みのある艶感が特徴のプレミアムメタリックの進化版ともいえる色です。従来の特徴はそのままで彩度を約2割、深みを約5割増したため、より瑞々しく艶やかな透明感を実現しています。
マツダの魂動デザインがアグレッシブから高級志向に変化したことに対応するために、ソウルレッドプレミアムメタリックはワンランク上の上質感を表現しているのです。

マツダは1962年のキャロルに採用した「トリイレッド」をはじめ、数多くの赤色をボディカラーに設定してきました。歴代の赤色の中には、マツダの自動車史で大きな転機となったモデルに採用されたケースがあります。それぞれどのような色だったのか、モデルの特徴とともに見ていきましょう。
「サンライズレッド」は、1980年にデビューした5代目ファミリアに採用された色です。マツダ車初のFF車として、直線基調の力強いデザインや広く快適な車内スペース、軽快なドライブを楽しめるという点が幅広くユーザーの支持を集めました。
国内の月間販売台数第1位の座を通算8回記録したファミリアの系譜は、アクセラからマツダ3というヒット作へ引き継がれています。
1989年に登場した「クラシックレッド」は、マツダ史上に残るヒットカラーです。初代ロードスターに採用された色でもあります。
「ユーノス」は当時マツダが展開していた販売チャンネルで、プレミアムブランドという立ち位置でした。ユーノスロードスターは、マツダが提唱する「人馬一体」を具現化したモデルとして、1.6Lの自然吸気エンジンやFRを採用しています。
オープンスポーツカーならではの解放感が世界中から愛され、ワンメイクレースの開催やオーナー同士の交流といった新しい車の楽しみ方を提案しました。
「ヴィンテージレッド」は、ロータリーエンジンを搭載するスポーツカー「RX-7」の3代目で採用された赤です。1990年代当時のチェンネル名を冠したアンフィニRX-7は、マツダがル・マン24時間レースで総合優勝した1991年に誕生しました。
レース現場で培われた技術とロータリーエンジンの長所を最大限に生かしたアンフィニRX-7は、世界に誇れるスポーツカーです。
「ベロシティレッドマイカ」を採用するRX-8は、21世紀のロータリースポーツとして2003年にデビューしました。搭載された新型ロータリーエンジンは、吸排気ポートをローターハウジングのサイド面に置くことで、環境性能とハイパワーを両立させています。
RX-8は後部ドアが観音開きになるフリースタイルドアを採用し、スポーツカーとしては極めて個性的なスタイリングです。マツダはRX-8を通じて「4ドア・4シーター」という新たなスポーツカーのジャンルを確立しました。

マツダの赤に取り入れられる「匠塗 TAKUMINURI」の技術は、ソウルレッドに加えて他の色にも反映されています。2022年7月時点では、「マシーングレープレミアムメタリック」と「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」の2色があり、どちらもメタリックの特徴をより引き立たせています。
マシーングレープレミアムメタリックは金属のリアルな質感を実現した色として、深みのある色彩感が特徴です。塗装部の体積を収縮させる手法を採用し、アルミフレークの反射層の下に微小な粒子形状のカーボンを用いた漆黒顔料を採用したことです。これにより、深みの強い色に生命観を持たせて、精巧な機械の美しさを具現化させました。
マシーングレープレミアムメタリックは、コンパクトカーのMAZDA2から最上級SUVのCX-8まで、幅広い車種に採用されています。
マシーングレープレミアムメタリックは金属のリアルな質感を実現した色として、深みのある色彩感が特徴です。塗装部の体積を収縮させる手法を採用し、アルミフレークの反射層の下に微小な粒子形状のカーボンを用いた漆黒顔料を採用したことです。これにより、深みの強い色に生命観を持たせて、精巧な機械の美しさを具現化させました。
マシーングレープレミアムメタリックは、コンパクトカーのMAZDA2から最上級SUVのCX-8まで、幅広い車種に採用されています。
2022年に開発されたロジウムホワイトプレミアムメタリックは、「匠塗 TAKUMINURI」に加わった新色です。塗装構造は他の匠塗と共通ですが、アルミフレークを並行に沿わせることで艶やかさや光が当たることによる陰影などの個性を引き出しています。
既存の白であるスノーフレイクホワイトパールマイカと比較すると、粒子のきめが細かくより高い金属っぽい質感があります。ロジウムホワイトプレミアムメタリックは、CX-60をはじめとしたラージ商品群から採用されています。

赤は色褪せしやすいボディカラーのひとつであり、ソウルレッドをはじめとしたマツダの赤も同様です。しかしきちんとした保管やメンテナンスをすることで、ソウルレッドが持つ深みを保つことができます。色褪せから守るためには、具体的にどのような点に注意すれば良いのでしょうか。
紫外線や水分、砂埃や鳥のフンなどの塗装を劣化させる要素を減らすためには、ガレージや屋根付き駐車場に保管するのが効果的です。屋根により直射日光を避けることで、特にクリア層の劣化につながる紫外線の影響を抑えられます。
青空駐車の場合も、ボディカバーを使うことで塗装への影響を減らすことが可能です。ボディカバーが擦れると傷の原因となるため、車種専用を購入して確実に固定させましょう。
赤の鮮やかさを保つためには、小まめな洗車も欠かせません。ボディに付着する埃や花粉などが水分と混じり合うと、しつこい汚れになってしまいます。
また、洗車後の水滴が乾いてしまうとイオンデポジットやウォータースポットが発生するため、水滴の拭き取りも確実に行いましょう。洗車後にコーティング加工を施せば、塗装の劣化を効果的に予防できます。

ソウルレッドをはじめとしたマツダの赤い車を所有するには、新車購入だけでなく中古車購入もひとつの方法です。特に近年は新車をオーダーしてからの納期が長い傾向があるため、いち早くマツダの赤を堪能したい人には中古車をおすすめします。
ここではおすすめ車種の中古車相場と、実際に所有しているオーナーから寄せられたレビューを見ていきましょう。
MAZDA3 ファストバックは、2019年に発売開始された5ドアハッチバックのコンパクトカーです。的確なドライビングポジションを取れるシートや、人間中心のシンプルなインフォメーション機能など、人馬一体のマツダコンセプトが形に表れた車です。
【MAZDA3 ファストバック中古車価格相場】
108万円~322万9,000円
(2023年9月1日時点)
みんカラでは、『マツダレッド(新しい方)の深みと相まって、時間帯ごとに違う表情を見せるの、控えめに言って最高です。』というレビューがありました。
CX-8はマツダの国内向けSUVのフラッグシップとして、上質感や洗練された印象のあるデザインと走行性能を誇るモデルです。CX-8の中古車価格相場は192万8,000円~548万円です。
3列シートにより多人数乗車が可能なCX-8については『一番はのびやかなデザイン。ドアパネルの絶妙な曲線は、マツダの赤色と相まって素敵です。』という感想がみんカラのレビューに掲載されています。
【CX-8中古車価格相場】
145万円~489万6,000円
(2023年9月1日時点)
ロードスターは、マツダの「人馬一体」というコンセプトをそのまま形にした、2シーターのオープンスポーツカーです。FRという駆動方式や1,000kg前後という軽量ボディにより、気軽にスポーツドライブが楽しめるモデルとなっています。
みんカラには、『一切の無駄のないシンプルなラインながら、躍動感も感じるフォルムで悪くない。』というレビューがありました。
【ロードスター中古車価格相場】
25万円~528万円
(2023年9月1日時点)

近年のマツダ車は「魂動デザイン」や「SKYACTIVEテクノロジー」など、開発コンセプトが多くのモデルに共有しています。イメージカラーである「ソウルレッド」もそのひとつで、マツダならではの高いアイデンティティを示しています。
そこには「匠の技を量産車にも生かす」という職人気質の想いが込められており、マツダ車の個性を引き出しているといえるでしょう。
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