日産の追撃が始まる! 上半期マーケット概況
掲載 更新 carview!
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昨年はモデルチェンジの端境期となり、09年4月~10年3月の貨物車を含めた09年度国内総販売台数でホンダに抜かれ、3位に後退した日産だが、ようやく追撃態勢が整った。今年は6月に発売された個性派クロスオーバー「ジューク」を皮切りに、7月に「マーチ」、8月に「エルグランド」、さらに秋から年末にかけて、「フーガハイブリッド」、EVの「リーフ」、「セレナ」などの登場が予定されているのだ。
この新車ラッシュの先陣を切ったジュークは7月5日時点で受注台数が1万943台となり、月間販売目標1300台の8倍超を記録した。好き嫌いが分かれそうなエクステリアだが、購入層は29歳以下男性11.0%/女性4.0%、30歳代男性15.0%/女性6.0%、40歳代男性14.0%/女性5.0%、50歳代男性19.0%/女性4.0%、60歳以上男性19.0%/女性2.0%と幅広い年齢層に受けている。横滑り防止装置(VDC)などが省かれているものの手頃な価格設定と、ラディアントレッド(このボディカラーが受注トップ)やレッド系内装などの見た目の斬新さが評価されているようだ。
また7月13日に発売された「マーチ」はタイ製ということで話題となっているが、99万9600円からというリーズナブルな価格やアイドリングストップ機能の採用による26.0km/Lの低燃費も魅力。月間販売目標はモデルライフ平均で4000台、今年度は6500台とされているが、すでに事前予約で5300台もの受注を集めているだけにスタートダッシュが期待できそうだ。
さらに8月発売予定のエルグランドは横浜をはじめ、札幌、名古屋、福岡の日産ギャラリーで7月31日まで先行展示中。新車購入補助金制度が9月末で終了することもあるが、日産のやる気を感じさせるキャンペーンだ。今年は日産から目が離せない!
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