マーケット概況、軽3強に日産×三菱が挑戦
掲載 更新 carview!
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海外メーカー製輸入乗用車の勢いが止まらない。12カ月連続で前年を上回っているだけでなく、昨年4月はエコカー減税が新制度に切り替わったことで低水準だったこともあるが、33.9%増と高い伸び率となった。
ブランド別ではVWが前年同月比74.8%増とダントツだが、昨年の年間販売台数と12年度の累計販売台数でBMWから2位の座を奪還したメルセデス・ベンツも47.8%増と絶好調。今年1~4月の累計でも1万4578台、前年同期比14.4%増とBMWを上回る販売台数と伸び率になっている。
その要因は昨年4月にモデルチェンジした「Bクラス」と、今年1月に投入された新型「Aクラス」の好調さだ。Bクラスは12年度に8271台が売れ、12年度販売台数ランキングでは11年度の19位(2319台)から7位に大躍進。Aクラスも発売から約2カ月の受注が5000台超と好調だ。また最新の予防安全システム、レーダーセーフティパッケージ搭載の「Cクラス」が1月より納車が始まったが、これも堅調に推移し、12年度累計で、ライバルの「BMW 3シリーズ」を1274台上回る1万4408台で12年度ランキング3位につけた。
そして5月には「Eクラス」をマイナーチェンジ。マイナーチェンジとはいえ、新開発の2リッターターボと3リッターV6エンジンをはじめ、2000カ所以上の変更を実施。エクステリアもダイナミックなデザインになり、それでいて価格は据え置きと、まさにメルセデスの勢いを感じさせる内容だ。
メルセデス・ベンツは世界市場でも好調で、4月としては過去最高となる11万6500台強を販売。1~4月累計でも前年同期比4.6%増の47万5800台強(スマート含む)と好調で、日本でも新しいEクラス効果で、年間15%増を狙うという。メルセデスの売れ行きが景気回復の証となるか、要注目だ。
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