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新型N-BOXがロケットスタートで首位獲得。日産問題の影響は?【マーケット概況・9月】

ミニ、2年連続で上期の首位に君臨

外国ブランドの輸入乗用車登録台数は、前年比1.4%増の3万4974台で、プラス成長を維持した。トップ10中で前年実績を上回ったのは5ブランド。ただし前年を下回ったブランドもほとんどは縮小率が数%レベルで、全体にまずまず好調といえる水準だった。

ブランド別では、メルセデスが2%増の8480台を登録し、31ヶ月連続で首位を維持。「Cクラス」と「Eクラス」が中心となって販売をけん引した。2位は6031台を登録したBMW。「3シリーズ」「2シリーズ」「1シリーズ」が好調で前年とほぼ同水準を維持した。

3位フォルクスワーゲンは前年比7%増で前月に続きプラス成長を果たした。4位アウディは5%増とやや減少。5位BMWミニは0.4%減とマイナス幅を微減に留めた。

また、2017年上期の輸入車登録台数は1.7%増の14万7261台と3年連続のプラスとなった。車名別ではミニが2017年度上期の首位を獲得し、2年連続で2位のゴルフを抑えて頂点に立った。

9月は国内・海外ブランドともにおおむね販売が好調だったが、10月は日産自動車が不正検査問題で全車両の出荷・登録を休止するなどの措置で登録に影響が出るのは必至。また神戸製鋼のデータ改ざん問題では、改ざんされた材料が自動車メーカー各社に販売されており、問題の解明に時間がかかりそうだ。いずれもユーザーの消費マインドの低下につながりえるだけに、誠意ある対応により問題の早期解決を望みたいところだ。

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