日本未導入のテスラ・モデルYに試乗。内外装はあと一歩だがドイツでも注目度は高い
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 115
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 115
テスラがSUV にカテゴライズするモデルYのエクステリアデザインはちょっと見ただけではモデル3と大きく違わないが、ボディサイズは5.6cm延長され4.75mへ、幅は7.1cm広い1.92mへ、ルーフは18cm高い1.62mで、ゴツさはないが確かにプロポーションはSUVである。またホイルベースは2.88mmから2.89mとわずか微妙に延長され、3列シートも可能なレイアウトに変更された結果、テスト車の5シーターバージョンではリアのフットスペースは13.3cmも延長されている。
テスラは登場以来、繰り返し批判されているボディの合わせ目(チリ)、ギャップあるいは塗装品質、そしてインテリアの仕上げは一般的な自動車メーカーの完成車レベルから見ると相変わらず改善の余地がある。しかし、改めてドライバーズシートに座り、重箱の隅を突くのではなく、マクロ的な目でスイッチもダイヤルも無いシンプル極まりないインテリアを見渡すと、これでも十分だと思えてくる。
走り出すと、これまで通りのスムースで鋭い加速から、安定した直進性でドイツのアウトバーンでの速い流れにも楽々と合流することができる。低重心による優れた操縦安定性やステアフィールは申し分なく、スポーティなフィーリングを楽しむことができる。とはいっても基本的にはアメリカ生まれのアメリカ育ちなので、クルージングが気持ち良く、航続距離を考えると現実的な最高速度は130km/h前後だ。またシンプル極まりないインテリアでの操作は15インチのタッチパッドだけが頼りで、ここから機能を探しだして、スムースに作動させるには最低2~3週間かかるだろう。この試乗車は冒頭に述べたように並行輸入車で、参考価格は6万5620ユーロ(約820万円)となっている。
モデルYがドイツで生産、販売される来年には、「アウディ e-tron」や「メルセデス・ベンツ EQC」、「フォルクスワーゲン ID.3」に加えて「BMW i4」も登場するはずで、それまでにEV市場は本格的に活性化しているだろうか?
ちなみにモデルYの日本での発売時期や価格についてはテスラジャパンからはまだ発表されていない。
※取材記者が独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。
※一部記載内容に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。(20.06.18)
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
ロボットとIoTでトイレを快適に! NEXCO中日本が新技術を導入
フェルスタッペン、7戦連続ポールポジションも「タイヤに一貫性がなくて簡単じゃなかった」|F1マイアミGP
【ホイールカタログ2024春】SAV、SACを支える老舗ブランドの最適解「KELLENERS sport X-LINE」
最大45kmの渋滞発生! 連休後半2日目 最悪な混雑情報は前日から継続 【5月4日の渋滞予測】
【富士最高速チェック:GT300】デビュー戦のGAINER Zが最速。GT3勢が僅差で続く/スーパーGT第2戦
全長4.2m! スズキの斬新「コンパクト“3列”ミニバン」! クラッチレス“MT”×ハイブリッド採用!? 全ドア「スライドドア」の「エアトライサー」とは
まさかの19人が予選落ち!? WSSP600のアッセンラウンドはダッチウェザーに大苦戦 レーシングライダー大久保光のレースレポート
これ…実質『頭文字D』仕様? 北米でGR86「トレノエディション」が白黒カラーでカッコいい!!
はたらくトヨタ「ハイエース」の収納はどうなっている?「出張コーティング」用にベッドキットを利用してスッキリラゲッジスペース
オフ系鍛造ホイール増殖中! レイズ A・LAPが選ばれる理由~2024 RAYS FAN MEETING~
もはや「絶滅」寸前!? 燃費“度外視”の「V12エンジン搭載モデル」何がある? まさかの「SUV」にも搭載!? ロマン&トルクたっぷりの魅力とは
アウディが東京・紀尾井町に150kWの急速充電器 8.5分で100km分を充電 アウディ以外も利用可能
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介
【ついに乗ったぞ!】「ランクル250」オフロード試乗 プラドからの進化、300との違いを実感!
欧州高級ブランドより200万円は安そう! 夏発売「クラウンエステート」の絶妙な商品力に注目
高級ミニバン「LM」が苦戦!? “大本命”6人乗り1500万円“バージョンL”が5月に登場か