世界に先駆けて変貌を遂げようとする東京モーターショーの魅力と課題
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久
実際のところ、古い頭の人たちの間では、絶対に盛り上がるわけがないというぐらいの話も出ていた。しかし蓋を開けてみれば、入場者数は思惑通りとは言っていない感こそあるが、一方で来場した方々の多くが、この新しいモーターショーを大いに楽しみ、満足して帰っているようだというのが、現時点で得ている感触である。
特に評判なのがキッザニア。未来云々という話ではないが……いや、これこそ子どもたちの未来を、クルマともっともダイレクトなかたちで繋げていると言ってもいいのかもしれない。大人も参加したくなるという話、方々で聞く。
もちろん、すべてが素晴らしいとは言わない。目玉のひとつであろうFUTURE EXPOは、展示の仕方に全然FUTURE感がなく、普通の展示会そのものだ。中身は素晴らしいネタがいっぱいなのに、何だかもったいない。
旗振り役と言っていいトヨタの市販車を1台も置かない衝撃のブースは、“VTuber”モリゾウの発するメッセージを含めて、自動化や電動化が進んだ未来も、クルマは決してつまらなくはならないかも…という思いにさせてくれる内容と言える。けれど、コンセプトカーひとつひとつをじっくり丁寧に見て、その働きを理解しなければ、全体像はちょっと分かりにくそうなのも事実。何がどうして、どうなるから未来は明るいのか、我々のようなクルマのプロじゃなくても直感で突き刺さるような、噛み砕いた説明、あるいはそう見せる導線がほしい。
離れた2会場を結ぶOPEN ROADは苦肉の策であり、やはり実際に移動経路としては長過ぎる感もあるが、用意されたコンテンツはそれなりに魅力のあるものだと思う。ゆっくり歩いて楽しめるといい。但し、すぐに移動したい人にとっては青海~有明を結ぶバスの混雑も、だからとゆりかもめを使わなければいけないことも、不便さを感じさせているのは確かだろう。
少なくともまずはバスを全車、燃料電池バスにし、便数も大増発するくらいはしてほしかった。個々に移動できるパーソナルモビリティだって特区のようなかたちでもっと充実させてよかっただろう。“マリカー”に公道走行を許している日本なんだから。少なくともOPEN ROADの電動キックボードなど、300機くらいあってもよかったのでは?
このバスの乗り場等々含めた案内がきわめて分かりにくく、人を右往左往させていることも引っかかる。CASEだMaaSだの効能を知って感動した後に、バス待ちの長い列に並ぶだなんて、もはやコントだろう。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
[15秒でニュース]アウディ『R8』生産終了…17年の歴史に幕を下ろす
ヒョンデ、新型高級SUV「アイオニック9」でレンジローバーに対抗 過去最大のEVがデビュー
勝田貴元選手は甘口派!! 好きなトッピングが衝撃!! モリゾウさんもカレー大好きだった件
トヨタ新型「“4WD”スポーツカー」初公開! “現代版セリカ”な「2ドアクーペ」! 「旧車デザイン」&300馬力「ターボエンジン」採用の「GR86」米に登場
「金田のバイク」でおなじみのSFアニメ「AKIRA」 11月30日にトムス・エンタテインメントが無料配信
ジャガーが3年前に開発中止した大型SUV「Jペイス」 全長5m強のプロトタイプ、画像で明らかに
寒風吹きすさぶ自動車各社、日産は北米の従業員6%が希望退職、フォードは欧州で4000人削減[新聞ウォッチ]
子育てもひと段落したのでスズキ「ジムニー」にVWゴルフから乗り換え…「オープンカントリーR/T」をセットして趣味環境は整いました
「最悪の出来事だ……」ヒョンデ、タイトル王手ヌービル苦しめたWRCラリージャパンでのトラブルを謝罪。ターボ関連の疑い
「すごい衝突事故…」 東富士五湖道路が一時「上下線通行止め!」 ミニバンが「横向き」で“全車線”ふさぐ… 富士吉田で国道も渋滞発生中
「GT-R」の技術が注ぎ込まれたV6ツインターボ搭載、日産『パトロール』新型が中東デビュー
「アルピーヌA110RGT」が初のヨーロッパラウンド以外となるラリージャパン2024に参戦!
現行型が今も販売好調な「フォレスター」だが、日本のユーザーが選ぶべきは…やはり新型である理由
800万円は高いか安いか!? レトロ風で最新の安全装備充実!ミツオカ創業55周年記念車「M55」発表
【3分でわかるモデル解説】なんとなくMINIがほしいけど、どれを買えばいいか迷ってしまう初心者へ
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!