5月のマーケット概況、要注目ブランドは?
掲載 更新 carview!
掲載 更新 carview!
輸入車(外国メーカー車)は5月も前年同期比13.4%減の1万7829台と2ケタ減から抜け出せず、減少幅は4月より改善しているものの厳しい状況が続いている。販売台数の少ない輸入車は、受注残に支えられている国産車や軽自動車に比べて落ち込みが目立つのに加え、前年同期の数字がよかっただけに減少幅が目立つ面もある。ちなみに日本メーカーの輸入車はほぼ半減と大幅に減っており、それを加えた輸入車全体では20.6%減となっている。人気車種が登場しない限り、日本メーカー製輸入車の伸びはなかなか望めないのが現状だろう。
輸入乗用車のブランド別では首位のフォルクスワーゲンが前年同期比マイナスながら1.5%減の4342台とマイナス幅を大きく圧縮(4月は12.3%減)。新型「ゴルフ」の販売は順調で、「ゴルフ・ヴァリアント」のニューモデル効果もあって増税後の落ち込みからの回復も早い。2位のメルセデス・ベンツ、3位のBMWといったプレミアムブランドは4月に続いて苦しい状況が続いているが、メルセデス・ベンツは新型「Cクラス」の発売前夜という事情もあり、発売後の伸びは十分期待できる。
一方で同じプレミアムブランドのアウディは5月も上位ブランドでは唯一のプラスを保ち、増税に負けない強さを見せている。新型「A3セダン」が全体を牽引し、「A3ハッチバック」も含め、アウディ全体の販売も順調に推移。ランキングではBMWを上回れずに4位にランクダウンしているが、その差は大きく開いておらず、ドイツブランド4強時代の到来も近そうだ。
BMWミニは新型がデビューしたが、まだその効果が示せない状況で伸びはいまひとつ。一方で今年になって好調のジープは前年同期比5割増と好調を維持。台数では上位ブランドに迫れないが、5月17日に新型が発売された「ジープ チェロキー」のデリバリーが軌道に乗ればさらに台数が増える可能性は高い。今年の要注目ブランドといえるだろう。
また、11位以下ながらルノー、フォード、クライスラー、マセラティといったブランドは前年比増を保っており、増税で全体需要が縮小する中でも意欲的なニューモデル投入を図るインポーターの動きに期待したいところだ。
かつてはクルマのボーナス商戦というと7月がメインだったが、最近では前倒しでキャンペーン等が行なわれ、6月からその商戦は始まっている。今年はボーナス増の声もあちこちで聞かれるだけに、増税後のマイナスをこのボーナス商戦が打ち消すことになるのか!? 興味深い展開となりそうだ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
Moduloが「THANKS DAY 2025」を開催! 土屋圭市氏や中嶋悟監督らも登場! 2月24日にもてぎで
名車『86』の歴史を体感、試乗もできる「86フェス」富士スピードウェイで開催へ…2025年2月
サウジアラビアでの過酷な挑戦! TOYOTA GAZOO Racing、最も困難なルートが予想される「ダカールラリー2025」に挑む
【中国】レクサス新型「ES」に反響多数! 6年ぶりマイナーチェンジの新型「FF最大・最上級セダン」に「日本はこのまま消えちゃう?」の不安の声も? スタイリッシュさ増した新モデルに“熱視線”集まる
TCR南米のホンダ系強豪が2025年に向けピケJr.を起用。FL5シビックRはモデル・オブ・ザ・イヤーに輝く
ドライバー不足、路線廃止、自動運転! 崖っぷち「バス業界」は本当に変われるのか? 2024年を総括する
伊藤忠エネクス・ウィーカーズ、外国人整備士採用で人材紹介会社と提携
「覆面パトカーだ!」 道行く「“隠れ”パトカー」すぐわかる「見分ける方法」は? ひっそり走る「地味ぃな“国産セダン”」がポイント?
【さすがはMスポーツ】BMW M135xドライブは永く付き合いたいホットハッチ!
フェラーリの2025年型マシンは「完全に新しいものになる」と代表。ハミルトンは1月に旧型車でのテストを予定
最後の優勝は90年前。多摩川スピードウェイでの優勝歴を持つレーシングカー『インヴィクタ4 1/2』が富士で実走行
いま[現行SUV]が欲しい方は新型[センチュリー]なんていかが??
【なにかと話題】クルマ好きをざわつかせるマツダ「CX-80」のベストバイグレードは?ニーズ別に考察した結果はこれだ!
ダイハツ「ミラ イース GR SPORT コンセプト」公開! ターボ×MT、オリジナルエアロの痛快ホットハッチ【TAS25】
【ホンダ同門対決】維持費とリセールで勝る N-BOX、走りと使い勝手でリードするフィット、幸せになれるのはどっち?
【売り切れ必至か】受注生産モデル、マツダ「ロードスター 35周年記念車」予約受付開始
【気付ける?】バッテリーから見た目、走りまで…三菱「アウトランダー」の改良が“フルモデルチェンジ級”だった
【レガシィ、ステージア世代に乗ってほしい】新型「パサート」試乗 ドライブ好きならSUVよりワゴンでしょ
【新旧エクストレイルをカスタム!】ポタ電10台搭載の災害対応キャラバンなど、日産の「オートサロン2025」出展車両を事前公開
新型「レクサス GX」争奪戦は年始~。公取協の指導で“先着順”のフェアな販売に変わるのは朗報!
【今年はコスパ元年】フロンクスからランクルまで、お手軽予算や最強リセールで覚えておくべき車5選