エスクァイア試乗、顔はコワイが中身は上級志向
掲載 更新 carview! 文:サトー タケシ/写真:篠原 晃一
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フロントマスクにギョッとしてしまうけれど、エスクァイアはごくまっとうで、インテリアに関しては上質さも感じさせるミニバンだった。頼りがいのある運転感覚と温和な乗り心地を経験すると、不思議なことにフロントマスクも悪くないと思えてきたり……。
インテリア担当のエンジニア氏に話を聞くと、たとえば3列目シートは表面が滑りやすい合皮を使うために、シート内部のウレタンの形状や硬さを調整したという。つまりノア/ヴォクシーの顔と飾りを変えてお手軽に作った高級バージョンではないのだ。
トヨタ・アルファードや日産エルグランドでは大きすぎるし使い切れないけれど、質感の高いミニバンがほしい。そんなユーザーは、意外と多いのではないだろうか。もしかしたら、エスクァイアがそんな新しい市場を切り開くのかもしれない。そんなことを考えていたら、10月29日の発表から1カ月経過時点で、約2万2000台を受注したという発表があった。これは、月間販売目標台数4000台の5倍以上。上質だけれど大きすぎないミニバンを求める方は、やはり多かったのだ。
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