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ポルシェ、新型911を初披露。アルミニウムよる軽量化や新開発の「ウェットモード」を搭載

ポルシェは28日、8代目となる新型「911」(タイプ992)を世界初披露した。新型911は、歴代モデルで培ってきたリアエンジンスポーツカーとしての不変性と、現代だからこそ実現したインテリジェントな制御やデジタル装備を兼ね備える。

水平対向6気筒ターボエンジンは、最高出力450ps(カレラS)を発生し、従来モデルを30ps上回る。トランスミッションは8速デュアルクラッチトランスミッションを採用している。

0-100km/h加速タイムは、後輪駆動のカレラSが3.7秒、4WDモデルのカレラ4Sは3.6秒を達成し、従来モデルに比べると、それぞれ0.4秒向上している。オプションのスポーツクロノパッケージ仕様車ではさらに0.2秒速くなるという。最高速度はカレラSが308km/h、カレラ4Sは306km/hと公表されている。

エクステリアは、ホイールアーチがよりワイドになり、リアには可変式リアスポイラーを全車に備える。なおボディはフロントセクションとリアセクションを除き、大部分にアルミニウムを採用し、軽量化が図られている。

インテリアは、1970年の初代911を想起させる直線的なダッシュボードを採用する。メーター中央にレブカウンターを備え、その横に内蔵された薄型ディスプレイがドライバーに必要な情報を提供する。またPCM(ポルシェ コミュニケーション マネージメント)の10.9インチセンタースクリーンでは、オンラインナビゲーションやポルシェ コネクト プラスの情報表示、および各機能の操作が可能だ。

新型911で新たに備わる装備のひとつが新開発の「ウェットモード」。これは路面の水を検知し、ドライバーに知らせる機能を持ち、ドライバーはスイッチを押すか、ステアリングホイールのモードスイッチ(スポーツクロノパッケージ仕様車)により、安全性を重視する設定に切り替えることができる。

また、動く物体との衝突の危険を検知し警告を与えたり、緊急ブレーキを作動したりする安全運転をサポートする機能が標準で装備される。さらにオプションで前走車との車間距離に応じて自動で速度を調整したり、スタート/ストップするアダプティブ クルーズコントロールや、熱探知カメラを備えたナイトビジョンアシストが用意される。

なおポルシェジャパンでは、新型911の国内予約受注、販売開始時期が決まり次第、発表するとしている。

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