フォード、電動SUVのマスタング マッハEをLAショーで発表。GTモデルは911GTSに並ぶ加速性能
掲載 更新 carview! 文:ケニー 中嶋/写真:ケニー 中嶋
掲載 更新 carview! 文:ケニー 中嶋/写真:ケニー 中嶋
ロサンゼルスオートショー開幕直前の11月17日「フォード マスタング マッハE」が発表された。55年の歴史上初のEVにして、しかもSUVというこのモデルには後輪駆動とAWDが用意される。バッテリーは標準レンジの75.7kWhとエクステンドレンジの98.8kWhの2種類があり、後輪駆動とロングレンジバッテリーの組み合わせによる最大航続距離は300マイル(約483km)だ。0-96km/h加速は5秒中盤台から6秒前半程度だが、最高出力459hpを誇る最強のGTモデルは実に3秒中盤という「ポルシェ 911 GTS」に並ぶパフォーマンスを誇る。発売予定は2020年後半になるようだ。
オートショーの会場でエクステリアデザインマネージャーのクリストファー・ウォルター氏に話を聞いた。まずネーミングについて尋ねると「開発が始まった段階ではモデル名は決まっていなかったのだが、この3年間各社が一斉にEVを発売しだしたのでその雑踏の中から抜け出す意味で、“魂のある”ネーミングにしたかった。マスタングは世界で最も知られたスポーツカーのネーミングの一つで、ぴったりだと考えた。そこで、これまで築き上げてきたマスタングファミリー=クーペ、コンバーチブルそしてハイパフォーマンスモデルというラインナップにSUVのEVを新たに加える形をとることにしたんだ。マスタングのファンがEV市場でこのネーミングを見たときに他のEVとの違いを感じることができるし、もちろんその期待以上のパフォーマンスを提供できるクルマが出来上がったと自負しているよ。」との回答。
さらにマスタングを名乗る上でデザイン的にキーとなる部分を挙げてもらうと「ネーミングがマスタングに決まったところで、アーキテクチャーの骨格から見直しを求めたんだ。前輪を70mm前に出し後輪を20mm後ろにしてロングホイールベース化して前後のオーバーハングを切り詰めた。フロントノーズは先端を上げ、逆スラントのシャークノーズに、Aピラーの付け根は後ろにずらしてボンネットはできるだけ長くした。ルーフラインはクーペのようになだらかにしたが、実際に後席に乗るとヘッドクリアランスは見た目以上に広く取ってある。リアの肩の部分のボリュームを増やし広がったテールにはマスタングの象徴的な3連テールレンズを組み込んだ。全体的に単にこれまでのマスタングのパーツを付けたのではなく、未来のマスタングをイメージしたデザインだ。」と結んだ。
改めてマッハEを目前にしてみると、キャラクターラインがしっかりと入ったボリュームのあるボンネットやヘッドランプ、テールライト、クーペ風のルーフラインなど、現行マスタングに共通のイメージを確かに感じとることができる。ベースモデルは縁取りのみでグリルレスのフロントマスクはいかにもEVという印象だが、GTモデルにはグリルとエアダムを加え、現行のガソリン高性能モデル「シェルビー GT350」のハイパフォーマンス感を十分に引き出しているデザインに仕上げられている。ちなみに日本語表記になると「マッハ・イー」だが、現地の発音では「マーキー」と呼ばれている。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
1年で終了!? スバル新「BRZ”ファイナルエディション”」発表! 700万円超え&ゴールドホイール採用の「スポーツコンパクト」独に登場
【編集部員が体験してきました】アバルト・ドライビング・アカデミー2024 忘れられない1日に
充電中にどこ行く? 新サービス「EVごはん」開始…待ち時間に立ち寄れるお店情報
お米を運んで東北から北関東をぐるり1周! トラックドライバーの仕事に2日間密着した!!
「デコチャリ」に「デコバン」に「デコSUV」なんてのもマジでいた! デコトラに刺激を受けた昭和の意外な「デコ車」たち
ヤマハのスクーター『NMAX』に「ターボ」登場!? 新型のキモは新技術の「電子制御CVT」
横浜ゴム、2024年パイクスピーク参戦車両にADVANタイヤを供給。3年連続の総合優勝を狙う
フェルスタッペン、幼少期はアロンソのファンだった?「カートに乗っていた頃、彼を応援していたんだ」
「ボンネットの閉め方」間違っていませんか?「丁寧なつもり」は逆に危険! クルマが壊れてしまう可能性も…
イタリア最古のメーカー発「最新なのに旧車の味わい」のバイクとは? モト・グッツィがこだわる“Vツインエンジン”の魅力は何か
1050馬力のハイブリッドトラック、ゴルフボールに着想のディンプルが空気抵抗を低減…中国長城汽車が発表
スカイグループとアウトモビリ・ピニンファリーナがハイパーカー 「Battista Cinquantacinque」と「B95」を公開
三菱「デリカミニ」と「eKスペース」が一部改良。デリカミニの人気グレードやカラーも公開
【100万円超えオーブンも】超高級家電でキメたレクサス公式「GX」が“ロールス的な世界”に到達
新型「X3」が「1シリーズ」級の未来感で爆誕。超スッキリ×イルミで新世代BMWデザインが完成
【また売れそう】新型「フリード」プロトタイプ試乗 見た目だけじゃなく走りも全方位アップデート
【仲良くしろ!】EV信者×アンチEVのドロ沼論争が今度は“マンションの資産価値”問題に発展
【2025年登場】次期「カローラ」の主力は「カローラクロス」に。BEVとPHEVも追加か
“リアル真子”が碓氷峠でドリフトをキメた日。モントレーで感じた成長への確かな手応え【下田紗弥加 全日本ラリーへの挑戦】
【ディーラー直撃】新型「フリード」価格詳報! 最安250万8000円、一番人気は「エアーEX」
「アメリカで軽トラが人気!」に見る“日本凄い”説のバカバカしさ。農家の下駄は本当にブレーク中?