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高速道路120km/h化は日本人の運転常識の根本的な転換を突きつけている

ポイントは速度差への対処。アウトバーンがお手本になる

そんな状況を受け、日本もついに最高速度の見直しを開始した。11月1日には新東名高速の一部区間で、12月1日からは東北自動車道の1部区間でも最高速度が100km/hから110km/hへと試験的に引き上げられた。1963年に名神高速道路が開通してから54年。ついに分厚い壁が破られたわけだ。これで事故が増えなければ、将来的には120km/hまで引き上げられる見込みだ。逆に言うと、事故が増えたら再び100km/hに戻る可能性もあるということだ。

事故を防ぐ上でポイントとなるのが速度差への対処だ。大型トラックの制限速度は80km/hのままだから、乗用車との速度差は確実に大きくなる。乗用車どうしの速度差も大きくなるだろう。そこでお手本としたいのが先に紹介したアウトバーンだ。速度無制限というとある種の無法地帯にも思えるが、実は正反対で、アウトバーンには「遅いクルマは常に後方に気を配り、速いクルマに進路を譲らなくてはならない」という厳しいルールがある。これが、他に例のない速度無制限という環境下での安全を担保している最大の要因だ。

実際、アウトバーンでは走行車線から追い越し車線にフラフラと侵入してきて後続車が慌てて急ブレーキ! などというケースはほとんどない。追い越し車線をダラダラと走り続けるようなドライバーもいない。ましてや大型トラックが追い越し車線に入ってくることは皆無であり、皆プロ意識をもって走行車線を淡々と走っている。そう、速度差を「是」としたうえで、それをカバーするルールとマナーが確立されているのである。

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