ジムニーシエラの実際の乗り心地を見極めよう。現在の中古車相場は?【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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デビュー以来、無骨なデザインや走行性能で人気を集めてきた車種のひとつに「ジムニー」が挙げられます。ジムニーの良さを継承しつつ、軽自動車規格を超えてパワフルに仕上げられた車が「ジムニーシエラ」です。
1993年に小型乗用クロカンとして誕生したジムニーシエラに興味が湧くと、デザインや走行性能のみならず、実際の乗り心地についても気になるのではないでしょうか。そこで、ジムニーシエラオーナーの口コミや、代表的な長所や弱点も解説していきます。
目次
クロカンを含むSUV車は、道路状況を気にせずにアウトドアを楽しめる車として人気があります。ジムニーシエラは、数あるクロカンの中で長年コアなファンにより支持され続けている代表車種です。
乗り心地を含め、どのような車なのかといったジムニーシエラの特徴について知るには口コミが参考になります。実際に所有しているオーナーから寄せられた、みんカラのレビューをいくつか見てみましょう。
ジムニーシエラの口コミを見てみると、乗り心地に関する感想はさほど多くありません。一方で、好んで購入した方は非常に多く、オーナーになれたことに喜びを感じているようです。
口コミには『憧れのジムニーシエラに乗っているという事実に満足』という声や『今どきあまりない質素で出しゃばらないのに所有感が持てるクルマ』という声があります。乗り心地の良し悪しで購入を決定するというよりも、所有する喜びや満足感を実感したい方が多い傾向です。
ジムニーシエラオーナーとしての満足感に加えて、運転する楽しさについても高評価です。例えば『メカニカルノイズが聞こえてくる今時稀有な車。好きな人はハマる』という声に代表されるように、走りを楽しみたい方に好まれています。
また『単なる移動の車ではなく目的地に到着するまでのドライブも楽しめます』という声や『運転している実感を楽しめる』という感想からも、車を思いのままに操る楽しさが伝わるのではないでしょうか。
ジムニーシエラを知るうえで、不満な点に関する口コミについてもきちんと目を通しておきましょう。多い不満点は『とにかく荷室が狭く積載量に乏しい』というような狭さに関する口コミです。
『荷物や小物を置くスペースはほぼない』という声もあります。ただし『分かっていて購入したので、不満な点として挙げるのは不本意だが、安っぽい内装、狭い荷室』という口コミのように、狭さは妥協できる点とみなしているオーナーも多い傾向です。
口コミからも分かるように、ジムニーシエラを購入する際には、自分が重視したいポイントはどこにあるのかをはっきりさせておくことがおすすめです。そのために、長所だけでなく弱点となり得るポイントも把握しておきましょう。
代表的な長所と弱点は下記のとおりです。
ジムニーシエラの長所は多数あります。代表的な長所は次のとおりです。
ジムニーシエラには、リジットアクスル式サスペンションやラダーフレームが採用されています。
そのため、圧倒的な走破性の高さが特徴です。独特の存在感を放つ研ぎ澄まされたデザインの無骨さは、車好きの心をくすぐります。SUVカテゴリの中ではリーズナブルな価格設定も人気の理由です。
ジムニーシエラの弱点について事前に把握しておけば、購入後の不満やストレスを減らせます。代表的な弱点は次のとおりです。
圧倒的な走破性に結びついているジムニーシエラのサスペンションは、悪路走行時にメリットを感じられます。一方、一般道路走行時には段差での揺れが他の車よりも大きく感じられるため、乗り心地はさほど良くありません。
高剛性やギア比などの理由により、燃費や加速が優れている訳ではないことを念頭に置きましょう。
ジムニーシエラは、小型乗用クロカンとしてオフロード走行性能を重視した車です。そのため、万人向けの車ではないと感じている方もいます。
オフローダーというキャラクターから、大抵の車が重視している居住性や快適性などはそこまで追求されていません。その点でいえば、普通の車ではないという声にうなずけるのではないでしょうか。
普通の舗装道路を普通に走るのではなく、雪道や山道などの悪路走行時に本領を発揮する車という割り切りが必要です。
では、ジムニーシエラの楽しみ方とはどのようなものでしょうか。ジムニーシエラをこよなく愛するコアなファンが重視しているのは、メカニカルノイズを発するエンジン音やダイレクトなドライブトレインの感触と言われています。
他では味わえないエンジンノイズやダイレクト感のある走りを楽しめるかどうかが、ジムニーシエラが自分に合う車かを見極めるポイントです。
ジムニーシエラの原点となる車は、1977年にデビューしたジムニー8です。軽自動車のジムニーに小型車用の0.8Lエンジンを搭載し、走行安定性や走破性は海外でも高く評価されました。
ジムニー8は、幾度となく車名やボディ形状を変えながら進化しましたが、1988年には後継モデルとなる「ジムニー1300」で一度幕をおろしています。1993年、ジムニー1300復活の際に「シエラ」のサブネームが与えられました。このモデルが後の「ジムニーシエラ」として新たに歩み始めます。
では、ジムニーとジムニーシエラとでは、走りと乗り心地にどのような違いがあるのでしょうか。
ジムニーシエラは、乗り心地に関してさほど重視されていません。しかし、軽自動車ジムニーと比較すると、全幅やトレッドの長さが広がっているため、舗装道路走行時の揺れは軽減されています。
おしゃれに街乗りをしたい方は、乗り心地に違和感が少ないジムニーシエラがおすすめです。
高速走行時における違いはあるのでしょうか。ジムニーは、軽自動車の規格に合わせたトレッドの長さゆえに、車両全体の揺れを感じます。ジムニーシエラも同じサスペンションやフレーム構造であるため、揺れをなくすことはできません。
しかし、トレッドの長さが違うためにジムニーよりも優秀です。オフロード走行に特化したリジットアクスル式サスペンションが、高速走行時の長周波のうねりをほどよく吸収してくれます。
そのため、車両全体は揺れるもののその揺れが心地良く、違和感なく走らせることが可能です。
ジムニーには、他のスズキ軽自動車に採用されているターボエンジンが搭載されています。このエンジンは、アルトワークスのように車両重量が軽い車であればパワフルです。一方、剛性を重視しているジムニーは、車両重量が重いためパワー不足に感じるかもしれません。
ジムニーシエラの搭載エンジンは、1.5L直列4気筒NAエンジンです。オフロード性能に特化し販売価格を考慮した結果、ターボエンジン搭載を見送られたといわれています。多少パワー不足を感じる可能性について念頭に置きましょう。
ジムニーシエラオーナーの口コミを調査すると、乗り心地よりもデザインを重視して購入している方が多いことに気づきます。
機能性を重視した四角いエクステリアやこだわりのあるシンプルなインテリアが、ジムニーシエラとすぐ分かる雰囲気を醸し出しているのではないでしょうか。デザインの特徴を具体的にご紹介します。
丸目ヘッドランプや、5スロットフロントグリルがポイントであるジムニーシエラのエクステリアは、合理的かつ機能的です。
クラムシェルフードは、個性的なだけでなく、ボンネットの強度を高めています。直線で表現できるほどのスクエアボディは、豪雪地帯でもサイドに雪が溜まりにくい設計です。
オーバーフェンダー、バンパーコーナー、ホイールアーチなど、4WDのパワフルさを表現するだけでなく、作業効率なども考慮に入れています。機能を素直に表現した「機能美」という表現がふさわしいエクステリアです。
ジムニーシエラのインテリアはシンプルです。オフロード走行時における運転のしやすさをはじめ、徹底的に機能を優先させたこだわりが感じられます。
代表的なのは、余計な曲線などが排除された水平基調デザインです。水平基調であれば、凹凸のある悪路走行時に自分の車がどれほど傾いているかが把握しやすくなります。
メーター周りは、瞬時に知りたい計器の判断が可能なシンプルデザインです。加えて、山道における光や影など、どのような状況でも見やすいように発光メーターを採用しています。
ジムニーシエラの購入を検討するにあたり、基本情報についても予備知識を蓄えておきましょう。グレード・新車価格や主なスペック・装備について把握することにより、自分の用途や希望条件に合うかどうかを判断しやすくなります。
2022年10月現在、ジムニーシエラ現行モデルのグレードは2種類です。それぞれに5MT・4ATが用意されています。駆動方式はすべてパートタイム4WDです。以前まで一部のグレードでオプション扱いだったスズキセーフティサポートは、全車に標準装備されています。
グレード|トランスミッション|新車価格
JL|5MT|186万3,400円
JL|4AT|196万2,400円
JC|5MT|198万5,500円
JC|4AT|208万4,500円
ジムニーシエラの主なスペックは、グレード2種類間でほぼ相違点はありません。5MTと4ATにおける車両重量や燃費が若干異なる程度です。下記表には、JLグレード5MTモデルの主なスペックを記載しています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高)|3,550mm×1,645mm×1,730mm
車両重量|1,080kg
室内寸法(長さ×幅×高さ)|1,795mm×1,300mm×1,200mm
エンジン種類|水冷4サイクル直列4気筒
WLTCモード平均燃費|15.4km/L
最大出力|75kW(102PS)/6,000rpm
最大トルク|130N・m(13.3kg・m)/4,000rpm
ジムニーシエラは、2022年7月の一部改良にてスズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」が全車標準装備されており、「サポカーSワイド」に該当しています。
例えば、前方に衝突の恐れがあると判断すると、警告やブレーキ踏力のアシストを行う「デュアルセンサーブレーキサポート」です。他にも、「車線逸脱警報」や「ふらつき警報」をはじめとした、事故を未然に防ぐための機能が備えられています。
ボディには、万が一衝突した際の被害を軽減するための技術が採用されていることもポイントです。最新技術により安全面と軽量化を両立しました。
2018年のモデルチェンジ以降、ジムニーシエラに搭載されているエンジンは、軽量かつコンパクトな1.5LのK15B型エンジンです。ゆとりある力強さを発揮できる本格的な4WDの走破性となっています。
軽快なシフトフィールが特徴の5MT、スムーズな変速操作が可能なストレート式4ATという2種類のトランスミッションから選択可能です。いずれにしても、ジムニーシリーズとしてこだわり続けているオフロードでの高走破性が魅力となっています。
1993年に誕生したジムニー1300シエラは、フルモデルチェンジを機に「ジムニーワイド」と車名変更されました。再度「ジムニーシエラ」の名で復活したのは、ジムニーワイドのマイナーチェンジが行われた2002年1月です。車情報サイトによっては、2002年式を「初代」としているケースがあるため確認しましょう。
2022年10月時点における2002年式モデルの中古車相場は、43万円~228万円です。現行モデルは、2021年10月と2022年7月の一部改良により、全車でスズキ セーフティ サポートとアイドリングストップシステムが搭載されています。新型ジムニーシエラの中古車相場は、43万円~670万円です。
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