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SAIが初登場で1位! ボディタイプ別の売れ筋

日本メーカー製乗用車全体で前年比93.3%まで盛り返す

12月のボディタイプ別売れ筋モデルをチェック

 今回は12月の日本メーカー製乗用車の国内販売データから、ハッチバック、セダン、ステーションワゴン、ミニバン・1BOX、クロカン・SUV、クーペ・オープン、軽乗用車という7つのボディタイプ別に売れ筋モデルをチェックしていこう(販売台数は日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会の発表値をベースに、軽自動車の一部と、トヨタ カローラのように同じ車名でもボディタイプが複数あるクルマはメーカー調べのデータで集計)。

 日本メーカー製乗用車(軽乗用車、海外生産車、スズキのシボレーブランド含む)全体では30万2714台で、前年同月比128.6%と5カ月連続で前年を上回り、年間合計では376万3964台で、前年比93.3%と1ケタ台のマイナスに落ち着いた。下落傾向が続いていた上半期(6月末時点)の前年同期比は79.5%だったから、半年で13.8ポイント盛り返したわけで、4月から始まったエコカー減税と新車購入補助金制度の効果は絶大だった。特に「トヨタ プリウス」、「ホンダ インサイト」のハイブリッドカーが属するハッチバック部門は前年同月比で8カ月連続のプラスとなり、年間合計でも122万4233台で、前年比113%と前年を上回った。

 ただ前年同月比は4カ月連続プラスのミニバン・1BOX部門が72万7313台で、前年比95.9%と1ケタ台のマイナスだった以外は、セダン部門66.6%、ステーションワゴン部門70%、クロカン・SUV部門74%、クーペ・オープン部門61.9%、軽乗用車部門89.9%と、いずれも2ケタの大幅なマイナス。セダン部門は「トヨタ SAI(サイ)」や「レクサス HS250h」といったハイブリッド専用モデルが好調で、前年同月比140.1%と伸長著しいだけに、他のボディタイプにも燃費の良さを強くアピールできるモデルが必要なのかもしれない。それでは12月の各ボディタイプ別売れ筋ベスト5を紹介していこう。

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