マーケット概況、2014年も大幅増でスタート!
掲載 更新 carview!
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国産車が不振だった'13年前半も伸びが続いていた輸入車は、年が明けた1月も好調を維持。日本メーカー車を除く外国メーカー車は前年同期比39.7%増と21カ月連続のプラスとなる。4割近い上乗せで2万86台を販売し、1月単月での2万台超えは1966年に統計を取りはじめて以来の最高記録。このペースが続けば'13年度は輸入車が絶好調だった1996年度以来17年ぶりの30万台超えとなりそうだ。日本メーカー車は7カ月連続のマイナスとなったが、外国メーカー車の伸びに支えられて輸入車全体でも26.2%増の2万5218台となり、こちらも1月単月では過去最高を更新する。
登録乗用車に占める外国メーカー乗用車のシェアは7.6%だが、3ナンバーの普通乗用車に限ると12.9%へとハネ上がる。ミドルクラス以上のカテゴリーでは輸入車の比率は1割を超えていると見ていいだろう。
輸入乗用車ブランド別では首位のフォルクスワーゲンが前年同期比42.2%増の5853台と、1月単月では初の5000台超えを果たす。デリバリーが軌道に乗りつつある新型「ゴルフ」に加え、1月に導入が始まった新型「ゴルフヴァリアント」も台数増に貢献している。2位のメルセデス・ベンツも73.3%増の4039台と大きく伸び、3位のBMWも35.8%増の2730台と好調を維持。4位アウディも11.0%増の2143台となり、プレミアムブランド3社の勢いはいまだ衰えていない。
5位のミニは27.7%増の1050台と手堅く好調を保ち、6位ボルボは130.1%増の911台と倍以上の台数を確保。7位フィアットも118.6%増の411台と倍以上に伸び、8位フォードが62.5%増の364台、9位ジープも56.6%増の354台、そしてルノーが87.8%増の338台でベストテン入りを果たす。ちなみに1月単月では実に12ブランドが最高記録を更新しており、輸入車業界にとって幸先いいスタートとなった。
価格帯別では400万円未満の乗用車が5割以上伸びて輸入車全体を底上げしており、もちろん消費税増税前の駆け込み需要という面は大きいが、抵抗なく輸入車を購入するユーザーが増えているのも事実。各インポーターのメンテナンスメニューの充実なども需要増を後押ししており、今後も輸入車の増加は続くことになりそうだ。
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