ボルボ過去最大のイヤーチェンジ、S60/V60
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
デビュー以来初の内外装リファインを受けたボルボS60/V60の2014年モデル、それもR-DESIGNに加えて、ポールスター・パフォーマンス・パッケージを装着した2台を写真で紹介する。
近年スポーティイメージを強めているボルボだが、2014年モデルではさらにアグレッシブな内外装を纏う。変更箇所は延べ4000箇所以上にもなるといい、これは過去最大規模の変更&改良だ。ちなみに2014年モデルでは、新型V40シリーズとフルモデルチェンジが近いXC90を除く、6モデル(S60/V60/XC60/V70/XC70/S80)がフェイスリフトを受けている。
標準モデルのフェイスリフトに合わせ、R-DESIGNもよりエキサイティングな方向にリニューアル。フロントグリル&バンパー、リアディフューザー、スポーツテールパイプなどを刷新し、内装も走りの気分をより高める装いとされた。もちろん、見た目だけではなく、強化された専用のスポーツサスペンションによって、高いロードホールディング性やコントロール性を発揮する。
また、デジタル液晶メーターやステアリングヒーターなどを新たに採用したほか、BLISの車線逸脱時の警告音が不快感を抑えた優しい音になるなど、細やかな改良が各所に施されている。
R-DESIGNのスポーティな見た目にベストマッチといえるのが、エンジンパワーを引き上げる「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ(20万円)」だ。これはECU(エンジンコンピューターユニット)にチューンを施すことで、1.6リッター直4ターボのT4エンジンの場合は180ps/240Nm⇒200ps/285Nmへ、3.0リッター直6ターボのT6エンジンの場合は304ps/440Nm⇒329ps/480Nmへと、それぞれパワーアップされる。ちなみにポールスター・パフォーマンス・パッケージは新車購入時はもちろん、購入済みのモデル(年式による)にも組み込むことが可能で、なおかつ組み込み後もノーマルモデルと同じ保証やメンテナンスを受けることができる。
ボルボの直6エンジン搭載グレード「T6 AWD」では、パドルシフトとスポーツモードが標準装備となる。これらを組み合わせて使うと、ギアチェンジが20%クイックに、1-2速間では50%クイックになるため、結果として0-100km/h加速が0.3秒から最大0.5秒も速くなっている(例:S60の場合は5.9秒⇒5.6秒。V60の場合は6.0秒⇒5.7秒)。
メーカーを問わず減少傾向にある直6エンジンだが、直6ならではの滑らかかつ伸びやかな加速は、今のうちに味わっておきたいと思えるフィーリングだ。
写真1~25=S60 T6 AWD R-DESIGN(619万円)+ ポールスター・パフォーマンス・パッケージ(20万円)
写真26~39=V60 T4 R-DESIGN(484万円)+ ポールスター・パフォーマンス・パッケージ(20万円)
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