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コロナの影響鮮明に。前年比半減やそれ以下のメーカーも【マーケット概況・4月】

「フィット」と「ロッキー」、コロナ禍に打ち勝つ

4月の乗用車ブランド別は、9ブランドすべてが前年割れした。ただ、ニューモデルの好調で部門レベルでは前年実績を上回ったメーカーもあった。

トヨタは前年比20.9%減の8万1629台。新型車「ヤリス」が好調な小型乗用車も、8.6%減と前年実績を上回ることはできなかった。

ホンダは前年比19.2%減の4万1350台で、落ち込みは9メーカー中、最小。新型「フィット」の登場で小型登録車が6.5%増とプラスとなり、明るい話題を提供した。

ダイハツは前年比28.8%減の2万7052台。このうち小型登録車は26.2%増とプラスを達成。2019年11月に発売された新型「ロッキー」が販売をけん引した。

スズキは前年比45.9%減と厳しい結果となった。前年に「ジムニー」シリーズや「スペーシア」が好調だったため、その反動で対前年比が低く見えてしまうことは考慮する必要があるが、普通乗用車、小型乗用車、軽乗用車ともに前年比40%以上の落ち込みとなった。

日産も前年比46.4%減とマイナス幅が大きかった。前月に唯一プラスだったマツダも26.9%減と4月はマイナスに転じてしまった。

スバルは前年比50.2%減と半減したが、軽乗用車は4.1%減とマイナス幅が少なかった。レクサスは23.3%減。三菱は60.9%減と落ち込みがかなり大きかった。

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