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コロナの影響鮮明に。前年比半減やそれ以下のメーカーも【マーケット概況・4月】

ポルシェが好調 前年比6割超

4月の外国メーカーの国内販売台数は、前年比36.9%減の1万1164台(乗用車に限れば37.2%減の1万1055台)となり、7ヶ月連続のマイナスとなった。輸入車市場にもコロナ禍が直撃し、リーマンショック後を超える落ち込みとなった。

ブランド別に見ると、首位メルセデス・ベンツは前年比37.2%減の2286台、2位BMWは41.1%減の1691台、3位フォルクスワーゲンは28.6%減の1607台、4位BMWミニは34.1%減の943台と、販売上位ブランドが大幅に台数を下げている。アウディは66.6%減と減少率が大きく、5位ボルボと入れ替り、6位に後退した。

こうしたなか8位ポルシェは64.2%増とトップ10内では唯一前年実績を上回り、好調ぶりをアピールした。昨年発表された新型「911」や、「カイエン」「マカン」のラインアップ拡大など、人気モデルの新車攻勢が効いている。

新車販売全般に影を落としている新型コロナウイルス。国内で収束に向かっているように見えるが、まだフル稼動には至っていないメーカーも多く、新車や部品供給の影響は今後しばらく続く見通しだ。5月以降の販売状況にも注視していきたい。

※2020年5月25日 各ページの表の月の表記に誤りがあったため修正しました。

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