新型エスティマが発売。最後のマイナーチェンジ(!?)でさらに熟成
掲載 更新 carview! 写真:トヨタ自動車
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トヨタ自動車は6月6日、マイナーチェンジを受けた「新型エスティマ/エスティマハイブリッド」を発売した。今回のマイナーチェンジでは内外装デザインを一部変更したほか、ツートーンカラーの採用や「トヨタ セーフティ センス C」の標準化などが実施されている。
2006年に登場し、今年でデビュー10周年を迎えた現行エスティマ(3代目)としては、2008年、2012年に続く、3度目のマイナーチェンジになる。2018年とも噂されるフルモデルチェンジが控えているだけに、今回が現行モデルとして最後のマイナーチェンジになりそうだ。
フロントデザインは、トヨタ最新のファミリーフェイス“キーンルック”を採用して一新。具体的には、アッパーグリルから連続してサイドまで回り込んだ薄型のヘッドランプ、大開口のアンダーグリル、張り出したバンパーコーナーなどによって、鋭くワイドなスタイルを強調した。また、新デザインのLEDリアランプにはエアロスタビライジングフィンも採用し、空力特性を高めている。
さらに、5万4000円のオプション装備ながら、ミニバンとして初めて(※)ブラックルーフと組み合わせたツートーン仕様のボディカラーも設定している。ボディカラーは全10色。そのうち「レッドマイカメタリック」「ダークシェリーマイカメタリック」「アイスチタニウムマイカメタリック」の3色がブラックルーフと組み合わせ可能で、その場合はアルミホイールもブラック塗装となる。
内装色はブラックで統一され、グレード毎にシートカラーが設定される。そのほか、アクセントステッチを施したインストルメントパネルや新意匠のオプティトロンメーターなどに加え、三角窓を除いた全てのガラスをUVカット仕様として快適性を向上させた。
※2016年6月現在。トヨタ自動車調べ
搭載エンジンは3.5リッターV6がラインアップから外れ、2.4リッター直4(FF/4WD)と、2.4リッター直4に電気モーターを組み合わせたハイブリッド(E-Four・電気式4WD)のみになった。これにより、全車がレギュラーガソリン仕様となる。出力や燃費は基本的にこれまでと変わらない。
足回りではコイルスプリングのチューニング最適化などによって、上質な乗り心地を追求。さらに上級グレードでは、走行中のボディに発生する小さなたわみや微振動を速やかに吸収するフロントパフォーマンスダンパーを採用し、よりシャープなハンドリングの実現を図っている。
また、衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをセットにした衝突回避支援パッケージ「トヨタ セーフティ センス C」が全車に標準装備とされた。
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