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コラム 2018.9.4 レポート:竹花 寿実

夏のドイツのアウトバーンは大渋滞。その理由は?

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ドイツは有料化を目指しているが目処は立たず

バカンスに向かうキャンピングカーも増える。ドイツをはじめとしたヨーロッパ諸国では、日本とは比べものにならないほどキャンピングカーが普及している。ちょっと郊外の住宅地に行けば、敷地内にキャンピングカーが停まっている家もごく当たり前だ。自走式だけでなく、トレーラータイプも多い。国内の保有台数は自走式とトレーラーを合わせると100万台を超える。

これらが一気に公道に繰り出すのだからたまらない。しかも、8月のアウトバーンには、オランダやベルギー、フランス、スペイン、イタリア、スイス、オーストリア、チェコ、ポーランド、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドなど、周辺諸国のナンバープレートを着けた車両が無数に流入してくるのだ。

8月がバカンスシーズンなのは、ヨーロッパ諸国はどこも同じである。キャンピングカーが一般的である事も同様だ。そして北ヨーロッパの人は太陽を求めて南へ、南ヨーロッパの人は涼を求めて北へ向かう傾向があり、その時にドイツを通過するのである。

なぜドイツを通るのかというと、ドイツのアウトバーンは、約1万3000kmのネットワークがドイツ全土を網の目に走っていて、周辺諸国との接続が良い事に加えて、何km走っても無料だからである。だから国境を越えてヨーロッパを移動するのにこれ以上便利な国はない、というわけだ。

大きく、重く、走行ペースが上がらないキャンピングカーに加えて、ドイツの道を走り慣れていない外国人ドライバーが溢れ、しかも工事が集中する8月のアウトバーンは、まさにカオスの様相を呈するのである。渋滞が国境を越えて繋がるのもざらだ。

2016年以降、ドイツ政府はアウトバーンの有料化(大型商用車は既に有料)を目指している。しかし、実施方法に問題があるとして欧州委員会に止められており、実施時期の目処は立っていない。もし有料化されれば、状況に変化があるかもしれないが、当面はなさそうである(この話はまた別の機会に解説する)。来年以降、8月にドイツ旅行をする際には、レンタカーではなく、鉄道(こちらも問題が無いとは言えないが)での移動がお勧めだ。

(ジャーナリストコラム 文:竹花寿実)
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竹花寿実(たけはな としみ):モータージャーナリスト
自動車情報ウェブサイトの編集者を経て2010年に渡独。8年にわたりドイツ車とドイツの自動車業界を中心に取材し、国内外のメディアに寄稿。2018年7月に帰国し、独自の視点でクルマとその周辺に関して発信している。

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