サイトトップへ

サイト
トップへ


現在位置: carview! > 編集記事 > コラム > セクハラからグローバル問題まで、多様性の受け入れ方が問われている

ここから本文です

セクハラからグローバル問題まで、多様性の受け入れ方が問われている

男性支配と根回し文化の国=日本でいいのか?

「インターナショナル・クロス・カルチャー・マネージメント」というイギリスの本は、世界各国の文化の違いを4つのパラメーター(男らしさ・権力や上下関係の強さ・個人主義の強さ・不確実性を避ける傾向)で点数化して説明している。

今回の話題と関係する「Masculinity」(男らしさ)という項目では、なんと日本が95点で世界トップの男性優位社会になっている。イタリア70点、イギリス66点、ドイツ66点、アメリカ62点と、欧米先進国も男性優位社会であることが分かった。逆に低いのは国王がいる北欧諸国で、スウェーデン5点、オランダ14点、デンマーク16点などとなる。

他の項目を簡単に紹介すると「Power Distance」(権力や上下関係の強さ)のトップはマレーシアで、デンマークはその反対だ。「Individualism」(個人主義の強さ)で高いのはアメリカとイギリス。日本はアジアでは個人主義が強いが欧米と比べると全体主義となっている。ちなみに「Uncertainty Avoidance」(不確実性を避ける傾向)の項目でも日本は世界トップの根回し先進国。根回しを嫌うのは北欧だ。良い悪いはさておき、日本は男性支配&根回し文化では世界のトップで、北欧とは正反対の文化を持っているようだ。

セクハラをなくすには、女性でないと見えにくい世界があることを男性が理解するべきであるのと同様に、家族、経済、国家、宗教など様々なコミュニティにおける対立においても、今後は多様性をもっと重んじる社会に変えていく必要がある。一連のセクハラ問題を見ていて、そんなことを考えたのです。

コメントの使い方

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

サイトトップへ

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

関連サービス

メールマガジン メールマガジン